株式会社ハンギンゼアは、企業向けにプログラミングやIT系資格などのeラーニングサービスを提供。講義動画の配信や理解度テストにWisdomBaseを利用しています。
「管理者」兼「講師」としてWisdomBaseを管理しているOfficeなくり代表・北林真一さんに、導入の背景・導入の効果・改善して欲しい点などをうかがいました。
株式会社ハンギンゼアさんは、企業向けのeラーニング・就職者支援をしている会社です。主にプログラミングやIT系資格の学習用動画コンテンツの提供、アフターフォローを行っています。
私が代表を務めるOfficeなくりは、ITの活用に悩む中小企業様に向けIT化推進のお手伝いをしています。私は以前から株式会社ハンギンゼアさんのもとでプログラミング講師をしており、今は「管理者」兼「講師」としてWisdomBaseの管理をほぼ一人で担当しています。
ビジネスの場において、ITスキルの重要性は年々高まっています。高品質なeラーニングプログラムや手厚いアフターフォローの提供を通して、高度なIT技術力やITリテラシーを持つ人材を育成することが私たちの役割だと考えております。
ハンギンゼアさんとともに、より良い研修を提供し、企業のIT化推進をサポートしていきたいです。
導入前は、オンラインの授業はWeb会議システムを利用してリアルタイムで実施し、Webテストは無料のフォーム作成ツールを使用していました。
進捗や結果が確認しにくいので、適切な学習サポートができるよう、LMS(学習管理システム)の導入を検討していました。また、毎回リアルタイムで授業をするのではなく、動画コンテンツをアップロードする形式に変更したいと考えていました。
動画共有プラットフォームの利用を検討していましたが、受講状況の管理や確認テスト機能との連動ができないのがデメリットでした。そこで管理機能と動画配信機能を兼ね備えたプラットフォームを探していたときに、シェアウィズさんで働いている知人に相談したのがきっかけです。私たちが求めていた要件とWisdomBaseの機能がマッチし、導入を決めました。
現在は、ITパスポートやQC検定など企業向けのIT系研修の動画レクチャー配信をメインに、研修の理解度チェックとしてテスト機能も利用しています。
導入時の要望であった録画動画による授業の実施、学習管理機能など、ほぼ想定通りに利用できています。特にリアルタイムで授業をしなくても良くなったのは、スケジュールや効率の面でとてもプラスに働いていますね。
学習管理機能についても、受講者ごとの進捗確認、指定のレクチャーを受講しないと次のレクチャーに進めないといった制限などができるようになり、利便性がアップしました。
受講者からのコメント機能から講座に関する質問をいただく機会も多く、WisdomBaseを導入したことで、よりきめ細やかなフォローが実現できています。
eラーニングで使用する問題は私が作成しているのですが、統計学において平均の記号として使われる「エックスバー(Xの上に棒線)」を使用できるなど、意外に細かい表現もでき、助かっています。
以前使用していたWeb会議システムや無料のフォーム作成ツールと比べ、機能が充実しており、大幅に業務を効率化できました。
導入もスムーズで、大体の設定は管理画面とマニュアルを見れば理解できました。Webミーティングなどでのレクチャーがなくても、問合せフォームから質問すれば自分ひとりで設定を進められるほどわかりやすかったですね。
概ね使い勝手が良いプラットフォームなのですが、eラーニング向けにさらにブラッシュアップいただけると嬉しいです。
問題を編集する際に、数式が独立して1行になってしまったり、編集画面で数式をプレビューできなかったりする点が少し不便に感じています。
メールに関しても、グループごとに送信内容を変える、受講可能なグループを追加した際にユーザー宛に自動でお知らせメールが配信できる機能が追加されると、より受講者のフォローがしやすいのではないでしょうか。
また、生徒同士で講義内容を教え合える掲示板のようなコミュニケーションツールやレクチャー単位での限定公開ができる機能などがあれば、より充実した学びの場になると考えています。
WisdomBaseはeラーニングのプラットフォームとして、まだまだ可能性があるシステムだと思います。機能が向上すれば、より質の高いサービスを提供できます。私たちの目標である、ITに強い人材育成の実現にご協力いただきたいです。