航空関連事業を展開するA社さまは、協力会社さまの製造・点検などの技術を担保する認定制度を運用されています。これまで会場集合型の筆記試験を実施していましたが、業務効率化のためオンライン試験の運用を検討されていました。
今回、筆記試験のオンライン化にWisdomBaseを導入いただきました。筆記試験運用時の課題や、WisdomBases導入後の効果などをインタビューしました。
協力会社さま向けの認定制度がありまして、オンライン試験の受験ツールとしてWisdomBaseを活用しています。弊社では約70種類の認定資格があり、毎月試験を行っています。製品の品質を担保するために、協力会社さまの製造や点検に携わる方を対象とした試験です。今回、約50種類の筆記試験をオンライン試験に切り替えるため、WisdomBaseを導入しました。
これまで200名以上の受験者に対して紙の試験問題を準備していました。1試験あたり3枚〜5枚ほどの問題用紙を試験数分手配していました。
また試験後は手作業で採点をしていましたので、かなり手間が掛かっていました。また会場に集合して試験を実施していたため、会場の設営や試験監督官の配置など、試験運用のための業務負担が大きいことが課題でした。
WisdomBaseに決めた理由としては、弊社の運用イメージに合ったご提案だったことや費用対効果を鑑みて、総合的に他社より有意だったためです。
弊社の筆記試験では、不正対策として試験監督官を配置していましたが、オンライン試験の場合はどのように不正対策をすべきか分からず悩んでいました。シェアウィズさんの営業の方に相談したところ、問題のコピー&ペーストの禁止やブラウザのタブ移動の禁止、インカメラによる監視など、オンライン試験でもカンニングやなりすましを防止できることが分かりました。
また弊社の要望に合わせたカスタマイズや機能改善にもご対応いただけたことが印象的です。管理者側の操作性も問題なさそうでしたし、不正対策の課題も解決いただきましたので導入を決めました。
試験準備の時間をかなり削減できました。現在は一部の試験のみWisdomBaseを利用していますが、受験者の登録や試験のアナウンスなどの作業だけで準備が完了します。
これまで筆記試験を実施する毎に、事前の準備や当日の運用、採点などの作業で、2日分くらいの時間が掛かっていました。オンライン試験に切り替えた後は、1時間程度に作業時間を短縮できましたので、業務改善の効果は大きいと思います。
また機能面に関しても大きく満足しています。直感的に操作できますし、試験の作成や登録も簡単だと思います。
「都合の良いタイミングで受験できるため有り難い」という声が届いています。弊社の製品は、数十人のチームで製造しています。これまで会場に集まり受験いただいていましたので、複数の担当者が不在の場合は製造ラインを止めなければなりませんでした。
WisdomBaseを導入したことで、受験期間内であれば任意のタイミングで受験できる体制を構築でき、製造ラインを稼働したまま試験が受けられるようになりました。
現在、オンライン化できている試験は全体の1割程度です。まずはすべての筆記試験をオンライン試験に切り替えることが目標です。その次のステップとしては、受験者のアカウントと試験の紐づけなど、管理がしやすいような運用に改善したいと考えています。
またWisdomBaseは筆記試験のオンライン化のために利用していますが、実技試験など他にも認定試験があります。有効期限や受験者の管理など、それぞれ別のツールで管理しているため、基幹システムを立ち上げて一括で管理することが理想です。WisdomBaseは使い続けながら受験結果の連携などができれば良いなと思います。