【講座販売・研修事業】大学の社会人向けリスキリング講座を、採択から約3か月で開講できました

株式会社ウルクス
大学の学生募集支援と、社会人向け生涯教育体制の構築支援を手がける株式会社ウルクス。関西の私立大学が文部科学省の補助事業に採択されて立ち上げた社会人向けリスキリング講座で、プログラムの企画から運営までを担いました。
- 目的
- 大学の社会人向けリスキリング講座の立ち上げ・運営
- 背景
- 採択から開講まで約3か月で、すぐ使えるLMSが必要だった
働きながら学ぶ社会人にとって使いやすいシステムが必要だったことから、eラーニングの配信基盤としてWisdomBaseを導入しています。

株式会社ウルクスについて
貴社の事業についてご紹介をお願いします。
弊社は2021年に設立した、大学向けのコンサルティング会社です。大学の学生募集の支援と、大学が社会人向けの生涯教育の体制をつくるための支援の2つを柱にしています。
今回のプロジェクトはどのように始まったのでしょうか。
大学はいま、18歳人口の減少にともなって授業料収入が減っていくという課題を抱えています。授業料以外の収入源をつくる重要なテーマとして18歳以外の方に学びの門戸を広げる、特に社会人の方をターゲットにしたプログラム開発が検討されています。
もともとこちらの大学とは中期計画の立案を一緒に進めていて、そのなかで文部科学省の補助事業があることを大学の企画担当の方が見つけ、声をかけていただきました。そこから弊社でプログラムの骨子をつくり、大学の方々とすり合わせながら申請を行い、無事に採択されました。
講座はどのような内容で構成されていたのですか。
大きく3つのテーマで構成しました。AI(人工知能)のパート、Excelの使い方から始まる情報リテラシーのパート、そしてDXを推進するためのイノベーションのパートです。
情報リテラシーは大学の先生方に、イノベーションはパートナー企業に講義をつくっていただき、この2つをWisdomBaseのオンデマンド講座として配信しました。AIのパートは外部の教材とZoomでのライブ配信を組み合わせ、WisdomBase上にリンクを掲載して案内しました。受講者は全員、仕事をしている社会人の方々です。
WisdomBase導入前の課題と採用理由
LMSを選ぶ際に、どのような課題がありましたか。
大学では、コロナをきっかけにMoodleなどのオープンソースのLMSや無料のオンラインサービスを使う流れが広がっていました。ただ、今回の受講者はビジネスパーソンです。働いている方々に提供するときに、見た目や使い勝手の面で物足りなさを感じさせてしまうのではないか、そこを指摘されるとまずいのではないかという懸念がありました。
スケジュールも非常にタイトでした。補助事業の採択結果が出たのが7月下旬で、そこから環境の準備やシステムの使い方の確認を進め、10月には開講しています。準備期間が限られているので、初めて触る人でもすぐに使いこなせるシステムである必要がありました。
WisdomBaseを選んだ決め手を教えてください。
講座づくりで一緒に組んでいたパートナー企業から、社会人向けの講座に適したシステムとしてWisdomBaseを紹介していただいたのがきっかけです。紹介いただいた信頼感に加えて、他社のシステムと比べて費用を抑えて利用できる点も魅力でしたので、WisdomBaseの導入を決めました。
WisdomBase導入後の効果・感想
実際に使ってみていかがでしたか。
オンデマンド動画のアップロードも、受講状況の管理も、運用はほぼすべて弊社で行いましたが、初見でも非常に使いやすいシステムだと感じました。ほとんどつまずくことなく使えたと思います。
講義は、通常の授業であれば1時間半ほどの内容を、先生方に10分程度ずつに区切ってつくっていただきました。その合間に確認テストや理解度チェックを入れる設定もスムーズにできましたし、どれくらいの方がどのペースで受講しているのかも見やすく、お願いしてよかったと思っています。
補助事業ならではの場面で役立ったことはありますか。
最終的に文部科学省へ成果報告をする際、受講データをすぐに出せたのは助かりました。受講率などの状況も普段から確認できていたので、問題なく運用できたと感じています。
受講者の反応はいかがでしたか。
受講者の皆さんに、修了後に満足度アンケートを実施しました。運営体制やプログラムの内容に加えてシステムの良い点・悪い点も聞きましたが、システムに対するネガティブな意見は基本的にゼロでした。PCでもスマートフォンでも使い勝手がよかったという声をいただいています。
カスタマーサポートの対応はいかがでしたか。
「こういう設定はできますか」と何度か質問させていただきましたが、基本的に1営業日以内に的確な回答をいただけました。ストレスなく使えたという印象です。
今後の展望について
大学で社会人向け講座を立ち上げるうえで、大切だと感じたことを教えてください。
ひとつは、大学の先生方とのコンテンツのすり合わせです。普段の学生向けの講義のなかから、忙しい社会人に役立つ部分を一緒に選んでいきました。今回は5名の先生にご協力いただき、学生向けにはおよそ90時間ある内容を、全体で12時間ほどに凝縮しています。受講者には、知っている部分は飛ばしてもよい、倍速で見てもよいとお伝えし、修了要件も8割程度の受講に設定しました。オンデマンドで自分に必要なところを選んで学べる形にしたことで、先生方にも安心して講義をつくっていただけたと思います。
もうひとつは、講座を知ってもらうための発信です。社会人向けの公開講座を持っている大学は多いものの、存在が知られておらず受講者が集まっていないケースも少なくありません。今回は講座サイトやリーフレットをきちんとつくり、広告で周知したことで、定員40名に対して200名以上のお申し込みをいただきました。大学の方々も、社会人がこれほど集まるのかと驚かれていました。中身のよいものをつくって、しっかり伝えれば社会人は集まるということを実感しました。
今後の取り組みについて教えてください。
リスキリングやリカレント教育への国の後押しは、今後も続いていくと考えています。社会人になってからの学びが、自身のキャリアにつながる、やりたいことが広がるようなプログラム開発に磨きをかけていきたいと思っています。働きながら学ぶ方が無理なく学び続けられる場を、大学と一緒に増やしていきたいと考えています。
WisdomBaseの活用方法や導入後の効果など、貴重なお話ありがとうございました。

