ミサワホームグループは、良質の「住まい」を提供し豊かな社会に貢献することを目指し、新築請負事業をはじめとするさまざまな事業を展開しています。
今回は、ミサワホームグループ社員試験のオンライン化にともない、WisdomBaseを採用いただいた背景について、同社内田さま、東さま、高橋さま、寺倉さまにお話しをうかがいました。
ミサワホームは「住まいを通じて生涯のおつきあい」の精神のもと、良質の「住まい」を提供し、社会に貢献する企業です。先進的な技術開発を積極的に行い、世界初のゼロ・エネルギー住宅の開発など日本の住まいづくりに取り組んでいます。現在は、住まいづくりで培ってきたさまざまな知見を活かし、事業の多角化を進めています。新築請負事業やストック事業、海外事業といった既存のビジネスに加え、地域の豊かさやにぎわいを追求する「街づくり事業」、高齢者の健やかな毎日を支える「介護事業」など社会課題の解決に取り組んでいます。
日本が人生100年時代を迎え、多様なライフスタイルや価値観に対応し、誰もが健康で安心して暮らせる豊かな社会の実現が必要だと考えています。また、次世代につなぐために、先進技術の開発や豊かな生活の提案に加え、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」をはじめとするサステナブルな循環型社会の実現を目指しています。目標達成には、社員一人ひとりの知識やスキルの向上が不可欠です。社内試験は、社員の能力を確かめ、学ぶ意欲を高める重要な機会だと考えています。
弊社では、2種類の試験でWisdomBaseを利用しています。
1つ目が社員試験で、2つ目がキャリア入社者導入研修の修了試験です。住宅業界やグループ会社が取り巻く環境についてなどを問う試験を実施しています。
2019年ころに会社として新しい働き方を推進する方針を立て、DX化を目指していました。その一環として、新型コロナウイルスの影響もあり、それまで紙で行っていた試験のオンライン化を検討し始めたのです。
2020年10月頃にシェアウィズさんを含め3社のオンライン試験サービスを検討し説明を受けていましたが、無料のオンラインフォームでテスト的に試験を実施することにして、一度お断りしました。
しかし、無料のオンラインフォームでは、制限時間が設定できない、戻るボタンを押すと1問目からやり直しになるなど、不具合が続出。集計も大変でした。
2021年の5月に「しっかりした試験システムを導入したい」と思い直し、以前に話を聞いていた3社に再度相談しました。
WisdomBaseを選んだ決め手は、シェアウィズの担当者さんが試験運用について、会社の一員のように親身になって考えてくれたことです。他社さんとも話していましたが、ここまで寄り添って運用方法を考えてくれたのは、シェアウィズさんだけです。
対応が早く、一度お断りしたのにもかかわらず試験運営について、徹底的に検討してくれました。その姿勢を見て、試験直前のサポートもしっかりしていると思い、「安心して任せられる」と確信したのです。
サービス内容についても、WisdomBaseは試験を実行するために必要な「費用」「不正防止機能」「5月末の時点で8月の試験に間に合うスピード感」「同時に受講できる人数が充分である」「直前まで試験内容を変更できる」の5つの条件を概ね満たしていました。
他社の場合、試験問題は2ヶ月前までに準備してExcelで渡す方式で、直前に自由に内容を変更できない点がネックでしたね。
本当に信頼でき、サービス内容もマッチしていたので、費用を最終調整してもらった瞬間に導入を決定。準備から試験直前までしっかりサポートしてもらい、安心して試験を実施できました。
システム面では、会社ごとに細かく権限を決めて、グループを設定できるところが良いですね。グループ企業の管理者を登録して、それぞれの会社の社員しか見られないよう設定しています。ミサワホームグループ全体にオープンにしてしまうと、セキュリティ面などが気になるので助かっています。
試験問題の編集機能が非常に使いやすく、無料のオンラインフォームと比べて試験作成がスムーズなのもメリットだと感じました。公開時期の設定や事前にインカメラの確認テストができる点など、オンライン試験のシステムとして、細部まで行き届いていると感じました。
作業時間やコストは紙試験と比べて10分の1程度になったと思います。
弊社は全国にグループ会社や営業所があり、地域ごとにそれぞれ会場に集まって試験を実施していました。WisdomBaseを導入したことで、外部の会議室のレンタル料や印刷費用、各拠点への配送料、試験監督や試験運用のための人件費など、かなりのコストカットを実現できました。また試験後に回答用紙を本部に送る際のミスや、到着後の紛失などのリスクもなくなり、非常に満足しています。
不正防止機能として、さらに強固な仕組みの追加を希望します。試験中にカメラの位置の関係で顔が映っていないユーザーがいたため、一人ひとり目視やヒアリングをおこなわなければいけませんでした。システム上で、顔がしっかり映っているかどうかや人を識別する機能があれば、効率的に不正を防げるのではないでしょうか。
システム上で作成した問題をPDF化する機能や、試験中に他の画面を開いた回数を確認できる機能、選択問題で既定を超える数の回答を防ぐ機能などがあれば、さらに便利だと思います。便利な機能は積極的に使いたいので、新機能がリリースしたらぜひお知らせください。
今回スムーズに運営できたので、他の社内試験のオンライン化を検討しています。新人営業やデジタル知識を確認できる試験を取り入れ、社員のレベルアップに活用したいですね。いろいろ調整が必要になるので、シェアウィズさんに一緒に運営方法を考えていただければと思います。