フォー・ノーツ株式会社は、多くの組織が抱える「人事の悩み」に徹底的に向き合う人事コンサルティングサービスを提供しています。組織を支える人事の仕組みを整え、人と企業が共に成長する未来を作ることをビジョンに掲げた事業活動で、大手企業からも信頼を集めています。
そんな同社が人事担当者の教育事業でWisdomBaseを活用いただいた理由と、サポート体制や操作感などについて、事業企画推進担当の西川さまに伺いました。
当社は総合人事コンサルティング会社です。企業が持つ人事制度のお悩み全般を解決するお手伝いをしていて、人事制度の構築・運用の支援や、管理職などの社員研修の実施、適性検査の販売などを手掛けています。WisdomBaseは「人事の学校」という人事担当者向けのeラーニングサービスのプラットフォームとして導入させていただきました。
はい。上場企業から中小零細企業まではもちろん、社会福祉法人や医療法人、それから神社や学校といった民間企業以外の全国各地の組織を広くお手伝いさせていただいています。その中で私は事業企画推進担当として、コンサルティング業務、広報・マーケティング、営業、システムサポートなどさまざまな業務を行っています。
もともとは集合型の研修を実施してきましたが、コロナになってオンラインでのリアルタイム研修に切り替えていきました。ただ、世の中の学び方のニーズが変化してきていると感じる部分があったんです。つまり、オンラインではリアルタイムでわざわざ時間を拘束して学ぶ形に限らなくてもいいんじゃないかと。そこで、eラーニング形式での研修を検討しようという流れになりました。その中でWisdomBaseの導入へと至った形です。
今回のeラーニング事業は当社にとって新規サービスなので、そもそもどのくらい売れるのか予想できづらい状況でした。最初から多くの費用をかけられない中、機能面と費用面の両方で他のサービスよりも適していると感じたのが、WisdomBaseに決めた一番の理由です。
システムを比較検討する際は、機能として最低限必要な部分と、将来実装するかもしれない機能の二軸で考えていきました。その中でも、WisdomBaseは当社が求める最低限の機能を持っていることと、将来的に広げる可能性のある機能も十分にありました。
また新規サービスだと収入の目途が立ちづらいですが、WisdomBaseは動画の容量に依存した料金形態ではなくアカウント単位の課金ですので、新しく始める事業としては使いやすいと思いました。
最低限の機能として欲しかったのは、動画形式の研修を不具合なくスムーズに実施できること、動画のアップロード容量が十分にあること、そして研修資料がしっかり格納できるという部分です。そして、今後使う可能性があるのは確認テストですね。こちらは会社として先々検討するかもしれないので、そういった事業の広がりを持てるのは良いと思いました。
導入を進める際は、マニュアルをたくさん準備してくれたのがありがたかったです。実際に手を動かす中で疑問点がたくさん出てきても、その都度細かく丁寧に対応いただきました。また、導入当初はどういう風にサービス提供するのかなど、色々と決まっていない部分も多かったんですね。でもシステムの機能面を踏まえてWisdomBaseの担当者から「こうした方がいいですよ」と色々ご提案いただけたのは大変助かりました。
あと、打ち合わせの頻度をこちらの都合に合わせてくれたのもありがたいと思いました。私は会社の中の仕事を色々と手掛けているので、実際にWisdomBase導入時も忙しい時期は全然手がつけられずにいたんです。でも、私の時間が空いたときにいつもより頻度を上げて打ち合わせするなど、柔軟に調整してくださいました。
2022年に「人事の学校」をリリースしたのですが、順調にご利用者さまが増えています。またWisdomBaseを導入したことで販売効率が上がったと感じています。リアルの研修では、研修を実施するための会議室や資料の準備があります。リアルで実施していた研修の内容をeラーニング化したことで、研修運用のための作業がかなり減ったと思います。
すべての研修をリアル研修に戻すことはないと思います。もちろんリアル研修のほうが高い効果が得られる研修もありますし、対面で研修してほしいとご要望をいただくこともございます。
しかし私たちも、eラーニング化して問題のないテーマや内容をピックアップしてコンテンツを制作しています。WisdomBaseを導入したことで業務効率が上がったと感じていますので、そのままeラーニングの提供は続けたいと考えています。
講座の理解度テストを実施したいと思っているのですが、これはまだどうするのか明確に決まっていないので、コスト面もあわせて要検討ですね。ただ、受講者の個別フォローとして動画の視聴案内を行ったりして、「申し込んだものの動画を観ていない人」に少しでも利用を促進し、受講率を上げる工夫は今後も重ねていきたいと思います。