こども偏食少食ネットワーク協会さまは、「親子が食を通じて笑顔で健全に育まれる。」をミッションとして、子どもの「食」に関する支援者養成講座や相談サポート、セミナー運営などをされています。
今回、「子ども摂食アドバイザー養成講座」を提供するにあたり、WisdomBaseをご導入いただきました。
当協会では、主に0歳児から2歳児くらいまでの子どもの「食」に関するお悩みに対し、「支援者」と「困っている保護者」を繋ぐネットワーク作りに取り組んでいます。具体的な取り組みとしては、子どもの食行動や栄養に関する支援者養成eラーニング講座の提供や、育成したアドバイザーによる相談窓口、セミナー・講演会の企画運営などです。
「子ども摂食アドバイザー養成講座」は、「離乳がうまくいかない、食べてくれない、遊び食べ、少食、偏食、野菜嫌い」など子どもの食に関する相談に対して、困り事の背景と根拠に基づいた実践的な対処法が学べる養成講座です。この養成講座は、偏食外来を担当されている小児科専門医の監修のもと制作しました。
また、アメリカの「SOS approch to feeding」というプログラムが基盤になっています。近年、日本でも発達障害の増加など、食べることに課題を抱える子どもが増えているという背景があり、子どもの摂食障害が認知されてきています。
我が子がご飯を食べてくれずにすごく悩んだ経験が背景にあります。何を食べさせれば良いのかは、ネットや本からたくさんの情報が得られます。しかし、何を作っても食べてくれない時の対処法についての情報はほとんど出てきません。
それは、子どもの「食」に関わる専門職の教育カリキュラムには、子どもの偏食・少食についてどう対応すればよいのかの内容が含まれていないためです。なので、保育士や小児科医など多くの職種の方々が、保護者の方から「子どもが食べてくれない」という相談を受けたときに、返答に悩まれる方が非常に多くいらっしゃいます。
その現状を踏まえ、子どもの「食」に関わる専門職の方が、偏食・少食など子どもの摂食障害について学べる機会を作りたいと思いました。
また、支援する多職種が協力して子どもの「食」支援ができるよう、支援者が学び続けられる場を提供し、仲間を増やし学びを深めていくことができる環境も作りたいと思いました。
まずは自分自身が講座を作りやすいかどうかと、修了証の発行機能ですね。オリジナルのデザインや文言のカスタマイズができる機能を探していました。
また、理解度チェックなどの小テストで知識の確認ができるような、試験機能も必要でした。機能以外だと、システムの操作性やサポート体制も選定条件としていました。
必要な機能が揃っていたことや、デモ環境で操作性を確認できたこと、サポート体制が整っていると感じたことが採用理由です。
また正直なところ、費用が他社より安かったという点も大きいです。ID数に応じて月額運用費が変動すると思いますが、WisdomBaseはかなり良心的でした。
養成講座の受講後も学び続けられる場を提供したかったので、IDは残しておきたいと考えていました。ただIDを残し続けると、新規のIDが増えるたびに月額運用費が増えていきますので、コスト面は重視しました。
受講者の方から、「講座を作ってくれて本当にありがとうございます」と感謝の言葉をいただくことが多いですね。私自身も想定外の反応でとても驚きました。
この養成講座を監修いただいた小児科専門医は普段から講演会をされています。しかし、1時間程度の講演会で先生の知識をすべてお伝えすることは難しいと思います。この養成講座は、先生のノウハウや知識が体系的にまとまっていて、そこに魅力を感じてお申込みいただいているようです。
はい、おかげさまで、第一期は3講座をリリースしたのですが、申込み開始から2日間で満席になりました。また第二期に6講座をリリースした際も、すべての講座がほぼ満席になり、キャンセル待ちの講座もあります。
第一期に受講いただいた方が、SNSで口コミを書いていただいたり、投稿をシェアいただいたりしたおかげだと思います。
シンプルですが、設定の自由度が高いという印象があります。操作についてもそれほど迷うことなく、Webサイトの専門用語がわからない人でも、サイトを構築できると思います。操作に関しての改善要望としては、作成したコースをフォルダー分けして管理したいという点ですね。
サポート体制はべた褒めになりますね。私がやりたいことをお伝えすると、複数の方法を提案いただいた上で、どれが一番運用しやすい方法かを聞いてくださったりと丁寧にヒアリングをしてもらいました。
また機能の説明についても、具体的にどのような場面でどう活用すればよいか、アドバイスいただけたので有り難かったです。さらにサイトの公開に必要な手続きについてもフォローいただき、運用に関することまで助けていただきました。
はい、現在新しい講座を作成しています。養成講座で学んだ知識をより活かせるような講座にしたいと考えています。子どもの睡眠にアプローチした講座や、発達に合わせた食形態の選び方の講座など、専門職の方々に制作をお願いしています。
冒頭でお話した通り、子どもの「食」に関わりのある専門職の教育カリキュラムには、子どもの偏食・少食への対応方法は含まれていません。一方で、子どもの偏食・少食に悩んでいる保護者の方は年々増えている印象です。
私の願望ではありますが、この養成講座が、資格取得のための教育カリキュラムに取り入れてもらえたらと考えています。また養成講座を受講いただいた後も、専門職同士で情報交換をしたり、仲間と共に学び続けられる場所を作っていきたいです。