株式会社壺中天は、人事のプロフェッショナル・パートナーとして、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、書籍出版など企業の人事支援を行っています。
代表取締役の坪谷さまの著書『図解 人材マネジメント入門』をはじめとする「理論と実践100のツボ」シリーズは、累計6万部以上のベストセラーです。
今回、人事力検定の実施で、WisdomBaseを導入いただきました。
株式会社壺中天 代表取締役 坪谷さまに、検定を立ち上げた経緯やWisdomBaseを使って感じたメリットなどを伺いました。
株式会社壺中天は、企業の人事支援を事業としています。
詳しく説明しますと、企業の人事担当者の顧問やアドバイザー、「壺中人事塾」という人事のプロを目指す人向けのオンラインプログラムの運営、書籍や記事の執筆、講演会への登壇などを行っています。
そして今回、WisdomBaseを活用し「人事力検定『人材マネジメント入門』」という検定の提供を開始しました。
「人事力検定『人材マネジメント入門』」は、人材マネジメントの基礎知識の習得につながる検定です。
公式テキスト『図解 人材マネジメント入門』で体系的・網羅的に人材マネジメントについて学び、検定を受けることで理解度の確認、知識の習得を証明します。
「人事・人材領域で早期に即戦力を目指したい」「管理職として人材マネジメントの知識をおさえたい」「人事・人材マネジメントの知識を確認・証明したい」など、お考えの方におすすめの検定です。
現在、『図解 人材マネジメント入門』をはじめとする「理論と実践100のツボ」シリーズを、3冊出版しています。
おかげさまで、たくさんの方に書籍を手に取っていただきまして、読者の方とお話する機会もありました。
読者の方のお役に立てた実感を得られた一方で、書籍を読むだけでは、すべてを理解することは難しいとも感じました。
当たり前の話かもしれませんが、自分自身も書籍を読んだだけで、すべてを理解できたかと言われると、そうだとは断言できません。
書籍から得た知識を実践に活かせるように、知識のレベルをもう1段階上げられないかと思いました。
何か良い方法はないかと模索する中で、「問い」に注目しました。
私は講演会で登壇することが多いのですが、一方的に話すだけでは知識の定着は難しいと考え、参加者の方に「問い」を投げかけるようにしています。
例えば、Webセミナーの場合、「マネジメントとは何ですか?」という問いに対して、参加者それぞれの考えをチャット欄に投稿してもらいます。
参加者自身が、マネジメントについて一度考えを巡らすため、その後の内容が吸収しやすくなります。
このような実体験から、「問い」を活用することで、書籍で得た知識のレベルを上げられると考え、検定を立ち上げることにしました。
一番の理由は、「WisdomBase」というサービス名から、私の思想と共通する部分があるのではと思ったからです。
元々、「Wisdom(知恵)」という言葉がすごく好きなんです。
以前、ベンチャー企業で人事企画室を立ち上げたのですが、その時の人事企画室の名前が「WIZ」だったということもあり、「Wisdom」という言葉にとても思い入れがあります。
知恵を大事している、知恵のベースを作ろうとしている、という思いをサービス名から感じました。
思想が同じ人たちと手を組むからこそ、伝えたいことが世の中に届けられると考えています。
規模やコストなどは二の次だと考えていまして、ベクトルが同じ人たちと仕事がしたいと思い、WisdomBaseの導入を決めました。
また比較のため、数社ほど資料請求をしましたが、シェアウィズさんが一番密に連絡をいただき、親身に相談に乗っていただけたことも採用理由のひとつです。
受験者の方からシンプルで分かりやすいという声を多くいただいています。
一方で管理画面については、WisdomBaseは設定の自由度が高いため、慣れるまでは少し難しさを感じるかもしれません。
機能を限定したほうが使いやすくなると思いますが、その分自由度は下がってしまいます。そこはトレードオフなので、仕方がないかもしれませんね。
サポートについては、とても満足しています。
機能面でもっとこうだったら良いと思う点はありましたが、それ以上にサポートの方の対応が毎回丁寧で早く、運用については困りませんでした。
想定していた試験運用の方法が、仕組み上実現できないことが判明したのですが、こちらの思いを汲み取っていただき、別案をご提案いただきました。
当初の構想からは変わりましたが、代替案でも大丈夫と判断できました。
サポートの方に、これほどまでコミットいただけたことに驚きました。
ここまでサポートいただいて、採算が取れているのかなと思ったくらいです。笑
コストも抑えられ、望み通りの形にすることができましたので、本当に感謝しています。
作問は大変だとは思いますが、問題の品質そのものが検定の価値だと考えています。
ですので、サービスの品質を良くしようと思うのであれば、大変なのは当たり前だと思っています。
今回、問題の品質チェックのため仮テストを2度行いました。
協力者からフィードバックをいただくことで、意図しない捉え方や、誤解を招く表現、問題の質など、改善点や新たな学びをたくさん得られたことが良かったです。
今回は『図解 人材マネジメント入門』をベースに検定を作りました。
今後は、現在出版されている『図解 組織開発入門』『図解 目標管理入門』の検定の立ち上げを目指します。
また新刊を出版する予定です。『図解 採用入門』と『図解 労務入門』の2テーマを執筆中で、こちらも発売後に検定を提供したいと考えています。