サイオステクノロジー株式会社は、ミッションクリティカルなシステムの高可用性を実現するHAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」などを提供するIT企業です。
今回、LifeKeeper技術者認定制度の提供でWisdomBaseを導入いただきました。
当社は、ミッションクリティカルなシステムの可用性を支えるソフトウェア「LifeKeeper」「DataKeeper」などを開発・提供しています。
特に「LifeKeeper」は、システム障害発生時に業務を継続させるためのHAクラスターソフトウェアで、主にシステム構築やサポートを担うIT技術者の方を通じて導入いただいています。
お客さまのビジネス継続性を技術の力で支えることを使命とし、信頼性と安定性の高い製品群を展開しています。
WisdomBaseは、当社製品に関する技術認定制度の運用に活用しています。
対象は主に構築やサポートを担うパートナー企業の技術者で、eラーニング形式で講義を受講後、理解度を確認するための試験を実施しています。
現在は「初級」レベルの認定からスタートし、将来的には「中級」「上級」へと段階的に展開をする予定です。
導入前は、技術者向けの教育は主にセミナーや勉強会で対応していましたが、受講履歴や理解度の可視化・管理ができておらず、属人的な運用に課題がありました。
参加履歴は担当者しか把握しておらず、組織全体での育成・評価に活かしきれていない状態でした。
検討の初期段階では、Salesforceとの連携機能がシステム候補選定要件のひとつでした。しかし、検討を進めるなかで、自社業務に適合させるためにはスクラッチ開発が必要であることが判明しました。そのため、Salesforce連携以外の機能、コスト、サポート体制などの観点で比較を行いました。
その中で、WisdomBaseは当社の要件に最も合致し、導入後の運用イメージも具体的に描けたため採用を決めました。
いくつか大きな変化がありました。
まず、誰がどの講座を受けて合格したかといった情報を定量的に把握できるようになり、パートナー制度全体の評価や施策立案に活用できるようになりました。
また、受験結果の分析により「どの設問で間違いが多いか」といった傾向を掴めるようになり、教材改善にもつなげられるようになった点は大きな収穫です。
まず良い点として挙げられるのは、インターフェースの分かりやすさです。
特に、パートナー企業さまからも「使いやすい」との声が多く寄せられており、システムへの心理的ハードルが低い点が好評です。
また、管理機能も多岐にわたっており、現時点では必要最低限の機能のみを活用していますが、今後の運用フェーズに応じて段階的に活用範囲を広げていけるという点でも、非常に柔軟性のあるツールだと感じています。
一方で、WisdomBase内にメール配信機能が実装されると、コミュニケーション面での負担軽減にもつながると感じています。
最後に、Salesforce連携につきまして、今後充実した連携機能をご提供いただければと思っています。
非常に迅速かつ丁寧に対応していただきました。
導入前の打ち合わせから立ち上げまで約4ヶ月と短期間で進められたのは、プラットフォームの完成度の高さと担当者のサポートによるところが大きいです。
些細なトラブルや問い合わせにもスピーディに対応いただき、安心して導入を進めることができました。
現在の技術認定制度の仕組みをベースに、サポート体制や製品導入後のオンボーディングの品質向上につなげていきたいと考えています。
最終的には、技術者が自身のタイミングで継続的にスキルアップできる環境を構築し、製品導入の成功体験を通じて「また使いたい」と思ってもらえるようなサイクルをつくることが目標です。
WisdomBaseはその中核を担う存在として、今後さらに活用範囲を広げていく予定です。