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担当者必見!効果的なオンラインでのOJTの進め方

はじめに

「リモートになってから、新人の様子がまったく見えない」

「指導役の先輩はいつも忙しそうで、初歩的な質問をしづらい」

「教える人によって内容がバラバラで、誰の言うことを信じればいいのか…」

もし、あなたの組織からこんな声が聞こえてくるなら、それは決して特別なことではありません。これらは、従来の対面を前提としたOJT(On-the-Job Training)が、現代の働き方の変化についていけなくなったことで生じる「育成の歪み」です。

この記事では、そんなOJTの属人化、非効率、ブラックボックス化といった根深い課題を根本から解決する「オンラインOJT」の具体的な進め方を、導入ステップから成功の心得、国内外の先進事例まで、明日から使える実践的な知識を交えて徹底的に解説します。

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オンラインOJTの必要性

リモートワークが当たり前の選択肢となった今、従来の「見て覚えろ」式のOJTは機能不全に陥りつつあります。オンラインOJTは、単なる対面指導の代替手段ではありません。むしろ、場所という制約を取り払い、教育の質を標準化し、全社的なナレッジ共有を加速させるための戦略的な一手です。

新入社員の成長機会を確保し、組織全体の競争力を高めるために、なぜ今こそオンラインOJTに取り組むべきなのか。その本質的な価値と、導入がもたらす多角的なメリットについて深く掘り下げていきましょう。

リモート環境での効果的な指導方法

リモートワーク環境では、隣の席で先輩の仕事ぶりを盗み見たり、気軽に声をかけて質問したりといった、偶発的な学習機会が激減します。この「見えない壁」を乗り越えるためには、指導方法そのものをアップデートしなければなりません。

オンラインOJTでは、業務の手順や判断基準といった「暗黙知」を言語化し、ドキュメントや動画として「形式知」に変換するプロセスが不可欠です。

計画的に設計されたオンラインOJTは、新入社員が体系的に業務を学び、自律的に課題解決できる能力を育むための強力な武器となります。非同期(チャットやドキュメント)と同期(ビデオ会議)のコミュニケーションを使い分け、一人ひとりの進捗を可視化することで、物理的な距離を超えた効果的な指導が実現するのです。

従業員のスキルアップとモチベーション維持の重要性

リモート環境で新入社員や異動者が最も陥りやすいのが、「放置されている」という孤独感です。このような心理状態は、学習意欲の低下を招き、最悪の場合、早期離職につながりかねません。

オンラインOJTは、この課題に対する明確な処方箋となり得ます。体系化されたプログラムと定期的な1on1ミーティングは、「会社はあなたの成長を気にかけている」という強力なメッセージになります。

スキル習得のロードマップが明確に示され、自身の成長が可視化されることで、従業員は達成感を得やすくなり、仕事へのエンゲージメントが高まります。結果として、スキルアップとモチベーション維持の好循環が生まれ、組織全体の生産性向上に貢献するのです。

多拠点間での知識共有の利点

あなたの会社には、特定のベテラン社員しか知らない「秘伝のタレ」のようなノウハウが眠っていませんか?属人化された知識は、その人が異動や退職をすれば失われてしまう、極めて脆弱な資産です。特に、本社と支社、あるいは国内拠点と海外拠点で教育レベルに差が生じているケースは少なくありません。

オンラインOJTは、この属人化と教育格差の問題を解決する特効薬です。トップセールスの商談の様子や、熟練エンジニアのトラブルシューティングの過程を録画し、解説を加えて共有すれば、それは全社員がアクセスできる一級の教材に変わります。

ベストプラクティスを形式知化し、クラウド上のプラットフォームに蓄積していくことで、組織全体の知識レベルが底上げされ、業務品質の標準化が実現します。場所を問わず誰もが最高の知見にアクセスできる環境は、企業の競争優位性を確立する上で不可欠と言えるでしょう。

オンラインOJTが組織文化に与える影響

オンラインOJTの導入は、単なる研修手法の変更に留まらず、組織文化そのものにポジティブな変革をもたらすポテンシャルを秘めています。OJTのプロセスがオープンになることで、これまでブラックボックス化されていた指導内容が可視化され、建設的なフィードバックが生まれやすくなります。

これは、役職や経験に関わらず誰もが学び、教え合える「ラーニングカルチャー(学習する組織文化)」の醸成につながります。

また、質問や成功事例がオープンな場で共有されるようになると、コミュニケーションが活性化し、部門間の壁を越えたコラボレーションが促進されます。新入社員が安心して質問できる環境は、心理的安全性の高い職場作りの第一歩です。

オンラインOJTを通じて、自律的に学び、オープンに情報を共有し、互いに成長を支援し合う。そのような文化が根付いた組織は、変化の激しい時代を勝ち抜くための強固な基盤を手に入れることができるのです。

オンラインOJT導入のステップ

オンラインOJTを成功させるには、単にビデオ会議ツールを導入するといった思いつきの施策では不十分です。戦略的な視点に立ち、計画的にステップを踏んでいくことが不可欠です。

ここでは、ツールの選定といった技術的な側面から、現場の業務に即した実践的なプログラムの構築、そして継続的な改善サイクルを回すためのフィードバック管理まで、導入を成功に導くための具体的な4つのステップを、ロードマップとして分かりやすく解説します。

必要なツールと技術の選定

オンラインOJTを支える基盤となるのが、適切なツール群です。目的や組織の規模に応じて、最適な組み合わせを選択することが重要になります。主に必要となるのは、以下のカテゴリーのツールです。

  • LMS(学習管理システム)
    • 研修コンテンツの配信、進捗管理、成績評価などを一元管理するプラットフォーム。eラーニング教材との連携も容易です。
  • コミュニケーションツール
    • SlackやMicrosoft Teamsなどが代表的。日常的な質問や情報共有、雑談まで、円滑な意思疎通のハブとなります。
  • ビデオ会議ツール
    • ZoomやGoogle Meetなど。1on1やグループ研修、画面共有によるデモンストレーションに不可欠です。
  • ナレッジ管理ツール
    • NotionやConfluence、社内Wikiなど。業務マニュアルやFAQ、議事録といった情報をストックし、誰もが検索できるようにします。
  • タスク管理ツール
    • TrelloやAsanaなど。OJTの課題やタスクを可視化し、抜け漏れを防ぎます。

これらのツールを個別に導入する「Best of Breed」型か、多くの機能を持つ統合型プラットフォームを選ぶか、自社のIT環境や予算、目指すOJTの形に合わせて慎重に検討しましょう。

プログラム構築のためのベストプラクティス

優れたツールも、中身となるプログラムがなければ宝の持ち腐れです。効果的なオンラインOJTプログラムは、以下の流れで構築するのが王道です。

  1. ゴール設定
    • OJT終了時に、対象者が「何ができるようになっているべきか」を具体的に定義します。(例:「一人で基本的な顧客対応を完遂できる」)
  2. 業務の分解
    • ゴール達成に必要な業務を、具体的なタスクやスキルに細かく分解します。
  3. タスクの構造化
    • 分解したタスクを、習得の難易度や順序(守破離の考え方など)を考慮して体系的に並べ、学習ロードマップを作成します。
    • 新卒であれば、入社後90日間のオンボーディングプランとして週次・月次のマイルストーンを置くと良いでしょう。
  4. コンテンツ化
    • 各タスクに対応する学習コンテンツ(マニュアル、動画、チェックリストなど)を作成・収集します。
  5. 評価基準の設定
    • 各タスクの習熟度を客観的に測るための評価基準(「観察できる行動」に基づいた基準)を明確にします。

場当たり的な指導を脱し、計画的・段階的なプログラムを構築することが成功の鍵です。

研修内容のカスタマイズ方法

画一的なプログラムでは、多様な人材のポテンシャルを最大限に引き出すことはできません。対象者の背景に合わせて研修内容を柔軟にカスタマイズすることが、学習効果を高める上で重要です。

  • 職種別のカスタマイズ
    • 営業職であればロールプレイング、エンジニア職であればコーディング課題、カスタマーサポート職であれば実際の問い合わせ対応シミュレーションなど、職務内容に直結した実践的な課題を組み込みます。
  • 経験レベルに応じた調整
    • 新卒社員には社会人としての基礎から丁寧に教える一方、中途採用者に対しては、前職の経験を尊重しつつ、自社の業務プロセスや文化への適応を促す内容に重点を置きます。
  • 学習形式の組み合わせ
    • 知識のインプットには動画やドキュメントなどのオンデマンド型コンテンツを活用し、実践的なスキル習得にはビデオ会議でのライブセッションやペアワークを取り入れるなど、内容に応じて最適な学習形式を組み合わせる「ブレンデッドラーニング」が効果的です。

導入後のフィードバック管理

オンラインOJTは「作って終わり」ではありません。現場の状況に合わせて常に改善し続ける、生きた仕組みであることが重要です。そのためには、多角的なフィードバックを収集し、分析・改善するPDCAサイクルを回す仕組みが不可欠です。

  • 定量的データの収集
    • LMSなどを活用し、研修コースの完了率、テストのスコア、課題の提出状況といった定量的なデータを収集・分析します。
    • これにより、つまずきやすいポイントやプログラム全体のボトルネックを客観的に把握できます。
  • 定性的データの収集
    • 研修後のアンケートや、指導役(メンター)と受講者双方へのヒアリング、定期的な1on1ミーティングを通じて、満足度や課題、改善要望といった定性的な意見を収集します。
    • 「何が分かりにくかったか」「もっと知りたかったことは何か」といった生の声が、プログラム改善の貴重なヒントになります。

これらのフィードバックを元に、コンテンツの修正やプログラム構成の見直しを定期的に行い、OJTの質を継続的に高めていきましょう。

効果的なオンラインコミュニケーションのコツ

オンラインOJTの成否は、コミュニケーションの質で決まると言っても過言ではありません。

画面越しでは伝わりにくいニュアンスや温度感をいかに補い、むしろ対面以上のエンゲージメントを生み出すか。このセクションでは、ツールの戦術的な使い方から、参加者の心理的な壁を取り払うための工夫、そして多様なバックグラウンドを持つメンバーと円滑に協働するための配慮まで、すぐに実践できるコミュニケーションの秘訣を伝授します。

コミュニケーションプラットフォームの活用

チャットツール(SlackやTeamsなど)は、オンラインOJTにおける神経網です。その設計と運用ルールが、コミュニケーションの質と量を左右します。

  • チャンネルの戦略的設計
    • 業務連絡用のチャンネルだけでなく、「#質問_なんでもどうぞ」「#雑談_今日のランチ」のように、目的別のチャンネルを作成しましょう。
    • 特に、心理的安全性を確保し、初歩的な質問を歓迎する雰囲気を作る「質問チャンネル」は極めて重要です。
  • リアクションとスレッドの徹底
    • 「確認しました」といった短い返信の代わりに、目のアイコンやチェックマークのリアクションを活用することで、通知の洪水状態を防ぎます。
    • また、一つの話題に関するやり取りは必ずスレッド内で行うルールを徹底し、会話の流れを追いやすくしましょう。
  • ステータス機能の活用
    • 「会議中」「集中モード」「ランチ休憩中」といったステータス表示を各自が設定することで、「今、話しかけても大丈夫か」という相手への配慮が生まれ、円滑なコミュニケーションを促進します。

ビデオ会議とチャットの使い方の要点

同期コミュニケーションであるビデオ会議と、非同期コミュニケーションであるチャットは、それぞれの特性を理解し、戦略的に使い分けることが重要です。

  • ビデオ会議のポイント
    • 事前準備
      • アジェンダ(議題)とゴールを事前に共有し、参加者に目を通しておいてもらうことで、会議の生産性は劇的に向上します。
    • ファシリテーション
      • 参加者全員に話を振る、画面共有やホワイトボード機能を活用して議論を可視化するなど、双方向性を意識した進行を心がけましょう。
    • 録画の活用
      • 重要な研修やミーティングは録画し、欠席者や後から見返したい人のために共有することで、ナレッジの資産化につながります。
  • チャットのポイント
    • 結論から書く(PREP法)
      • まず結論(Point)を述べ、次に理由(Reason)、具体例(Example)、そして再度結論(Point)で締める構成を意識すると、意図が明確に伝わります。
    • 即レスを強要しない
      • 非同期のメリットを活かし、相手の集中を妨げない配慮が必要です。
    • 感謝の可視化
      • 小さなことでも「ありがとう」という言葉や感謝のスタンプを送る文化は、チームの心理的安全性を高めます。

参加者のエンゲージメントを高める方法

オンライン環境では、参加者が受け身になりがちです。指導する側は、参加者のエンゲージメント(積極的な関与)を引き出すための工夫を意図的に行う必要があります。

  • 双方向性の仕掛け
    • 一方的に話し続けるのではなく、「〇〇さんは、この点についてどう思いますか?」のように名指しで問いかけたり、投票機能やチャットでの意見投稿を促したりしましょう。
    • 「何か質問はありますか?」という漠然とした問いよりも、具体的な問いかけが効果的です。
  • ブレイクアウトルームの活用
    • 少人数のグループに分かれてディスカッションや共同作業を行うことで、大規模なミーティングでは発言しにくい人も参加しやすくなります。
  • ピアラーニングの促進
    • 参加者同士で教え合ったり、成果物に対して相互にフィードバックしたりする機会を設けます。
    • 「教えることは、最も効果的な学習方法である」という原則を活かし、学びの相乗効果を生み出します。
  • アイスブレイク
    • 研修の冒頭で簡単な自己紹介やゲームを取り入れ、場の雰囲気を和ませることも、発言しやすい環境づくりに繋がります。

文化や言語の違いに配慮する方法

グローバルなチームや多様なバックグラウンドを持つメンバーでOJTを行う場合、コミュニケーションにおける細やかな配慮が求められます。

  • 平易な言葉の使用
    • 専門用語や社内スラング、比喩表現は避け、誰にでも理解できる明確でシンプルな言葉を選びましょう。
    • 必要であれば、用語集を作成して共有するのも有効です。
  • テキストコミュニケーションの配慮
    • 顔の表情や声のトーンが伝わらないテキストでは、意図が誤解されがちです。
    • 絵文字や顔文字を適切に使うことで、感情やニュアンスを補うことができますが、文化によって受け取られ方が異なる場合があるため注意も必要です。
  • タイムゾーンへの配慮
    • 異なるタイムゾーンで働くメンバーがいる場合、会議の時間設定やメッセージへの返信期限などに配慮し、特定のメンバーに負担が偏らないように調整することが不可欠です。
  • 多様な意見の尊重
    • 文化的背景によって、意見の述べ方や意思決定のプロセスは異なります。
    • 沈黙が必ずしも無関心を意味するわけではないことを理解し、多様なコミュニケーションスタイルを尊重する姿勢が求められます。

オンラインOJTを成功させるための心得

優れたツールや洗練されたプログラムを導入しても、最終的にオンラインOJTを血の通ったものにし、成功に導くのは「人」の力です。指導する側のフィードバックの質、学ぶ側の主体性、そして双方の間に築かれる信頼関係が、OJTの効果を何倍にも高めます。

ここでは、デジタルな環境だからこそ一層その重要性が増す、人間的な関わり方やマインドセット、つまり成功のための「心得」について深く掘り下げていきます。

成長を促すフィードバックの仕方

オンラインでのフィードバックは、対面以上に言葉選びが重要になります。テキストベースでは意図が誤解されやすく、ビデオ会議でも非言語的な情報が伝わりにくいためです。

効果的なフィードバックは、相手の行動変容を促し、成長へのモチベーションを高めます。

  • SBIモデルの活用
    • フィードバックの際は、具体的な「状況(Situation)」、相手の「行動(Behavior)」、そしてその行動がもたらした「影響(Impact)」を客観的に伝える「SBIモデル」が有効です。
    • 「いつも資料作成が遅い」といった人格否定になりかねない指摘ではなく、「昨日の会議(S)で、〇〇さんが作成した資料のデータに誤りがあったため(B)、クライアントに誤った情報が伝わってしまい、信頼回復に時間が必要になった(I)」と具体的に伝えます。
  • 「Iメッセージ」で伝える
    • 「You(あなた)は~すべきだ」という主語ではなく、「I(私)は~だと感じた、~してくれると嬉しい」という主語で伝えることで、相手はアドバイスとして受け入れやすくなります。
  • コーチングとティーチングの使い分け
    • 答えを教える「ティーチング」だけでなく、質問を通じて相手に考えさせ、自ら答えを導き出させる「コーチング」を組み合わせることが、相手の自律的な成長を促します。

デジタルツールの効果的な活用法

デジタルツールは、オンラインOJTを効率化し、質を高めるための強力な武器ですが、それはあくまで「使いこなす」ことが前提です。ツールに振り回されるのではなく、目的意識を持って主体的に活用する姿勢が求められます。

  • 説明の非同期化
    • 画面録画ツールを活用し、ツールの操作方法や定型的な作業手順の説明を短い動画にして共有しましょう。これにより、同じ説明を何度も繰り返す手間が省け、教わる側も自分のペースで繰り返し確認できます。
    • メンターは、より高度な質疑応答や壁打ちといった、付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。
  • ナレッジベースを「育てる」文化
    • 誰かが質問し、それに誰かが答えたら、そのQ&Aをナレッジ管理ツールに蓄積する習慣をつけましょう。
    • この「集合知」が育つことで、新入社員はまず自分で調べるという行動が身につき、組織全体の生産性が向上します。
  • 進捗の可視化によるセルフマネジメント促進
    • タスク管理ツールやLMSのダッシュボードでOJTの進捗状況を可視化することは、管理者だけでなく、受講者本人にとっても有効です。
    • 自分の現在地とゴールまでの距離が明確になることで、学習計画を自律的に管理する意識が高まります。

チームメンバーとの信頼関係構築

物理的な距離があるオンライン環境では、信頼関係、いわゆる「ラポール」の構築は対面以上に意識的に行う必要があります。信頼関係は、円滑なコミュニケーションの土台であり、心理的安全性の源泉です。

  • 雑談の機会を意図的に創出する
    • 業務連絡だけでは、人間関係は深まりません。
    • ビデオ会議の冒頭5分を雑談タイムにしたり、チャットに雑談専用チャンネルを設けたり、バーチャルランチやオンライン飲み会を企画したりと、意図的にインフォーマルなコミュニケーションの機会を作りましょう。
  • 自己開示の奨励
    • メンターやリーダーが率先して、自身の経験談や失敗談、プライベートな趣味などをオープンに話すことで、チーム全体の自己開示が促され、相互理解が深まります。
    • 「完璧な上司」よりも「人間味のある上司」の方が、部下は心を開きやすいものです。
  • 基本的な約束の遵守
    • 迅速なレスポンス、約束した期日を守る、言ったことを実行するなど、当たり前のことを着実に積み重ねることが、デジタルな環境における信頼の礎となります。

自己啓発とOJTのバランス

OJTは、会社から与えられる受動的なものではなく、本人が主体的に関わることで初めてその効果が最大化されます。この「オーナーシップ」の意識をいかに醸成するかが、OJT成功の分水嶺となります。

  • 「学ぶ姿勢」の重要性を伝える
    • OJTの開始時に、「会社は成長の機会を提供するが、それを掴み取るのは自分自身である」というメッセージを明確に伝え、主体的な学習姿勢を促します。
  • 公式OJTと自己学習の接続
    • 会社の提供するOJTプログラムをベースとしつつ、本人の興味やキャリアプランに応じた自己学習(eラーニング、書籍、外部セミナーなど)を奨励し、その学びをチームに共有する場を設けましょう。
  • 学習の記録と称賛
    • 学んだことやできるようになったことを日報や週報で記録・共有する習慣をつけ、その成長をメンターやチームメンバーが積極的に承認し、称賛する文化を作ることが、学習の継続的なモチベーションにつながります。
    • OJTと自己啓発は、個人の成長と組織の成長を両立させる車の両輪なのです。

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