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目線でカンニングを検知!オンラインテストの監視機能とおすすめ3選

はじめに

オンラインテストの運営を任されたあなたは、受験者のカンニングをどう防ぐか頭を悩ませていませんか?

特に目線の動きを使った不正行為は見過ごされやすく、試験の信頼性を損なう大きなリスクです。

本記事では、オンラインテストに潜むカンニングの特徴や、それを防ぐための不正監視機能について解説し、不正監視ができるオンラインテストシステムを3つ紹介します。

オンラインテストとは?

オンラインテストは、インターネット環境を利用して実施される試験形態のことです。

従来の紙の試験と異なり、遠隔地からでも受験可能で利便性が高い反面、監督者が直接受験者の行動を確認しにくいという課題があります。これにより不正行為のリスクが増すため、技術的な監視や運用面の工夫が不可欠です。

オンラインテストでカンニングが起きやすい理由とは?

オンラインテストでは、受験者が自宅や職場など自由な場所から試験を受けるため、監督者の目が届きにくい環境となります。

また、画面の外にスマホや紙資料がある可能性や、他者と連絡を取りやすい環境であることも理由の一つです。

自宅などのリラックスした環境で、誰にも見られていないという安心感が、「少しだけなら…」という気の緩みを生み、カンニングへのハードルを著しく下げてしまうのです。性善説だけでは、試験の公平性を担保するのが難しいのが現実です。

オンラインテストでよくあるカンニング行為

オンライン試験で多い不正行為には、スマートフォンでの検索やチャットアプリの利用、画面外にある資料の参照、他者との連携などがあります。さらに、受験中に視線が頻繁に画面外へ向く場合は、答えを確認している可能性が高いとされています。こうした挙動を検知することが、カンニング防止の重要なポイントです。

さらには、受験者本人になりすまして第三者が試験を受ける「替え玉受験」といった悪質な手口も報告されています。

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オンラインテストの不正監視機能を解説

オンラインテストで活用される不正監視機能にはさまざまな種類があります。ここからは具体的な機能とその特徴を詳しく見ていきましょう。

リアルタイムで目視チェック、人によるリモート監視機能

最も直感的で分かりやすい不正監視が、人の目によるリモート監視です。

これは、試験監督者が管理画面を通して、複数の受験者のWebカメラ映像をリアルタイムでチェックする方法を指します。受験者の不審な動きや、画面から頻繁に視線を外すといった行動に対して、チャットで警告を送るなどの対応が可能です。

AIにはない柔軟な判断ができる一方で、一人の監督者が見られる人数には限界があり、大規模な試験になるほど多くの人員とコストが必要になるという課題も抱えています。

不自然な目線や動きを検知する、AIによる不正検知機能

AIが受験者の視線の動きを自動で分析し、試験画面以外を頻繁に見たり、視線がカメラから逸れたりするなどの不正の兆候を検出します。

ほかにも、カメラの画角に第三者が映り込む、受験者以外の声を検知するといった、カンニングに繋がりうる様々な異常事態をAIが即座にフラグ立てします。

大量の受験者を効率よく監視でき、人的ミスを減らせることがメリットです。AIの解析結果は警告やログとして試験管理者に提供されます。

不正証拠を残す、カメラによる録画・撮影機能

不正を「検知する」だけで終わらせないための最後の砦が、録画・撮影機能です。この機能は、試験中の受験者の様子をWebカメラで常時録画し、サーバーに保存します。

もしAIが不正の可能性を検知したり、受験者から疑義の申し立てがあったりした場合に、録画された映像を客観的な証拠として確認することができます。

これにより、不正行為の有無を正確に判断し、受験者への適切なフィードバックや、必要に応じた厳正な処分を下すことが可能となり、試験全体の信頼性を大きく向上させます。

オンラインテストにおけるカンニング対策の詳細はこちらの記事をご覧ください。

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不正監視ができるオンラインテストシステム3選

不正監視機能を備えたオンラインテストシステムは多くありますが、特に実績と機能面で優れた3つのサービスをご紹介します。次に、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

Remote Testing(株式会社イー・コミュニケーションズ)

Remote Testingは、オンライン試験における不正行為を抑止するためのリモート監視サービスです。受験者の映像をWebカメラで撮影し、その動画をAIが自動で解析することで、不正の疑いがある行動を検出し、受験中の不正行為を効果的に抑制・防止します。

URL: https://www.e-coms.co.jp/business/remote-monitoring

スマート入試(株式会社サーティファイ)

スマート入試は、2台のカメラと7つのAIによる高度な不正監視機能を搭載し、リモートでの入学試験や入社試験などの試験を実施できるシステムです。PCカメラとスマートフォンを活用し、PCカメラの死角となる部分や受験者の手元などを常時監視し、不正行為を防止します。

URL: https://smarte.jp/

ProProctor™ 遠隔監視付きIBTサービス(プロメトリック株式会社)

ProProctorは、専門の試験監督員による遠隔監視とAI技術を組み合わせたオンライン試験システムです。受験者の本人確認や試験環境の監視を行い、音声・映像の記録で不正行為を効果的に防止します。

URL: https://www.prometric-jp.com/organizer/ibt/

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不正監視機能付きオンラインテストシステムWisdomBase

wisdombase https://wisdombase.share-wis.com/

WisdomBaseは、インカメラ監視機能付きオンラインテストシステムです。

試験の作成から実施、採点、結果分析までを一元的に管理できるため、試験業務全体の効率化にも貢献します。多様な問題形式に対応しており、企業のニーズに合わせた柔軟な試験設計が可能です。

WisdomBaseの不正対策機能

WisdomBaseは、本人確認ができる顔認証機能や、監視機能としてのインカメラ・デスクトップ監視を搭載しており、替え玉受験などの不正防止対策が可能です。
さらに、受験回数制限の設定、問題の印刷防止機能や試験中に他のアプリへの移動を禁止する機能など、多彩な不正対策が充実しています。

試験のオンライン化をご検討中の企業様はぜひお気軽にご相談ください。 wisdombase.share-wis.com wisdombase.share-wis.com

まとめ

オンラインテストのカンニング防止には、目線を含む行動の監視が欠かせません。リアルタイムの目視による監視とAIによる視線解析、さらに録画機能を活用した証拠保全が効果的な対策です。今回紹介したシステムを参考に、不正監視機能のあるオンライン試験環境を整備し、公正で信頼性の高い試験運営を実現しましょう。