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【企業向け】オンラインテストのカンニングはバレない?最新の不正対策を徹底解説

はじめに|オンラインテストの不正リスクと不安を解消しよう

近年、多くの企業が新卒採用試験をオンラインテストに切り替えています。

コロナ禍で急速に普及したことに加え、遠隔地からでも受験できる利便性の高さが大きなメリットです。しかし、紙の試験とは異なり、受験者がカンニングをしやすいのではないか、そもそも不正がバレるのかといった不安を抱く採用担当者も少なくありません。

本記事では、オンラインテストにおける代表的な不正行為の実態と、最新の技術を使った不正対策機能、そして運用面でできるカンニング防止策をわかりやすく解説します。

これを読むことで、オンライン試験への不安を解消し、安心して新卒採用試験のオンライン化を進めることができます。

実際にあったオンラインテストのカンニング事例
オンラインテストが普及するにつれて、実際にどのような不正行為が起きているのか、採用担当者や受験者の間でも注目されています。

ここでは、Yahoo知恵袋などのリアルな投稿や実際に逮捕者がでた事例を紹介します。

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Yahoo知恵袋などで見られるカンニング体験談

実際にYahoo知恵袋で「カンニング」といったキーワードで検索すると、受験者のカンニングに関する相談が多数見られます。

オンラインテストでカンニングはバレる?実際の質問から見る不安と疑問

オンラインテストでカンニングがバレてしまうのかの質問が多数ありました。

「SPIのwebテストでカンニングがバレた経験はありますか?」 「就活のweb適性検査のカンニングがバレた人っていたりします?もしいたらどんな感じになったか教えて欲しいです」

カンニング後の後悔と謝罪に関するよくある相談

ついカンニングしてしまい、その後後悔の気持ちから相談するケースもあるようです。

「企業の出している課題に対してカンニングをしてしまいました。受かりたいという気持ちからしたのですが、罪悪感が込み上げてきて耐えられなくなり、他の志望者にも申し訳ない気持ちになり、辞退のメールを送ります。この際、どのように謝れば良いのでしょうか?」

「先日、就職活動のwebテストでカンニングをしてしまいました。大学生です。一般知識の試験と専門科目の試験があり、いずれも勉強不足で全然解けず、駄目とわかりつつも魔が差してカンニングしてしまいました。」

カンニングが発覚した具体的なケースとその影響

カンニングがバレてしまったケースもあるようです。

「知り合いはバレて内定取り消しになった。おまけに大学にも知られて、危うく卒業できなくなるところだった。親からむっちゃ叱られたらしい。不正をせずにWebテスト問題集でちゃんと勉強してください。」

就職試験の替え玉受験で逮捕者も

2022年に初めて就職試験の代行業務をしていたとして逮捕者がでました。
被告人は「2科目4000円でオンライン試験代行します」などとSNSで就活生を募り、4年で4000件ほど代行していたとされています。

【関連記事】替え玉受験とは?逮捕事例と就職試験の不正対策を徹底解説 wisdombase.share-wis.com

こうしたカンニング行為の実態は、採用担当者にとって生々しい実態を知る貴重な情報源です。

一方で、多くの企業が最新の監視技術や不正対策機能を導入し、カンニングを早期発見・防止できていることも見逃せません。

オンラインテストでの主な不正行為の種類と手口を解説

オンライン試験におけるカンニングの手口は多様化しています。単純な見落としがちな方法から、AIを使った高度な不正までさまざまです。

本章では、現状で特に多く見られる代表的な不正行為の種類と具体的な手口について詳しく解説します。どのような手段が使われているのか知ることが、不正防止の第一歩です。

生成AIを使って回答する手口

最近では、ChatGPTなどの生成AIを使い、試験問題を入力して回答を得る不正が報告されています。AIは膨大な知識ベースから瞬時に回答を生成するため、監視がないと発見が難しいケースがあります。

スマホや別端末で検索・情報取得する方法

受験者がスマホやタブレットなど別端末でインターネット検索を行い、試験中に答えを調べる手口です。オンライン試験の画面以外の操作を検知できないシステムも存在するため注意が必要です。

第三者による代行受験やカンニング行為

本人の代わりに他人が受験する「替え玉受験」や、近くにいる第三者から回答を教えてもらう不正も依然として存在します。顔認証やWebカメラによる監視がなければ見抜きにくいのが現状です。

SNSやコミュニティでの解答共有の実態

試験終了後、SNSやチャットアプリのグループで解答や問題内容が共有されるケースもあります。これにより次回以降の試験の信頼性が損なわれる恐れがあります。

オンライン試験に有効な最新不正対策機能の紹介

オンラインテストの信頼性を守るためには、技術的な不正対策が不可欠です。近年ではAIや顔認証、動作解析など、最先端の機能が続々と実用化されています。

ここでは、こうした最新の不正検知技術や機能について分かりやすく紹介し、導入によってどのようにカンニングを防げるかを理解しましょう。

Webカメラ・マイクによるリアルタイム監視

受験者の顔や周囲の状況をWebカメラとマイクで常時チェックし、不審な動きや声を検知します。遠隔からの監督が可能で、対面試験と遜色ない監視効果があります。

株式会社Synergy Careerが発表した調査レポートでは、アンケート回答者106人全員が「監視型Webテストで不正行為をしたことはない」との結果が出ました。

監視型オンラインテストであれば不正を防ぐことができ、公平・公正な受検環境を担保できると言えるでしょう。

出典:【調査レポート】監視型Webテストにネガティブな印象の就活生は7割 | 不正行為をした人は0人
https://reashu.com/report-kannshigatawebtest/#Web0

AI画像・動作解析による不正検知技術

AI技術を用いて、受験者の視線移動や目線の逸れ、複数人の存在を自動で分析します。疑わしい行動があればアラートを発し、不正防止に役立ちます。

顔認証による本人確認となりすまし防止

試験開始前と試験中に本人確認のため顔認証を行い、替え玉受験やなりすましを防止します。複数回認証を繰り返すシステムも増えています。

問題のランダム出題・制限機能で問題漏洩を防ぐ

問題の順序や出題内容をランダムに変え、受験者ごとに異なる問題セットを提供できます。コピー&ペーストの禁止や画面キャプチャの抑制機能も組み合わせ、問題の流出リスクを低減します。

ブラウザ操作制限(タブ移動やコピー防止)による検索抑制

受験画面以外のタブやアプリへの切り替えを検知・制限し、検索や情報取得を抑止します。コピーや印刷も禁止できるため、より安全な環境で試験を実施可能です。

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運用面でできるカンニング防止のポイント

システムや技術だけでなく、日々の運用の工夫もカンニング防止に大きな効果を発揮します。
ルールの周知や心理的抑止、面接時のフォローアップなど、採用担当者が取り組める具体的なポイントが多数あるのはご存知でしょうか。

本章では、運用面で実践すべき効果的な対策を整理して解説します。

不正防止のルール周知と受験者への心理的抑止効果

オンラインテストを実施する際、受験者に対して事前に不正行為に対する厳しいルールや対応方針を明確に伝えることは非常に重要です。

具体的には、試験開始前の案内メールや受験規約、試験画面上の注意書きなどで、不正行為が発覚した場合の処分内容や監視体制の有無を詳細に説明するとよいでしょう。受験者に「不正をすれば確実にバレる」という強いメッセージを送ることで、心理的な抑止効果を発揮します。

さらに、Webカメラ監視やAIによる行動解析などの技術的監視が導入されていることを周知することで、受験者は常に見られているという意識を持ち、不正行為に踏み切りにくくなります。

心理学的にも、「監視されている」という認識が行動の自己抑制を促すことが分かっており、ルール周知はコストをかけずにできる非常に効果的な不正防止策の一つです。

不正行為の罰則や処置の明文化と厳格な運用

オンラインテストにおける不正行為の抑止力を高めるためには、まず不正が発覚した際の罰則や処置を明確に規定し、それを受験者に周知することが重要です。

具体的には、不合格扱い、再試験の拒否、さらには内定取り消しや将来的な採用禁止措置など、企業としてどのような対応を取るかをルールブックや受験規約に明文化します。

規定通りの処分を運用し続けることで、受験者に対して強い心理的抑止効果が働き、不正行為の未然防止につながります。また、処分の透明性を高めることで、正当な受験者の安心感も向上します。

オンラインテスト後の面接でのフォローアップ質問

オンラインテストの結果だけで合否を判断するのではなく、面接時にテスト内容に関する具体的な質問を行うことも効果的な不正防止策です。

例えば、テストで出題された問題や回答に関連するテーマについて、受験者に説明を求めたり、考え方の背景を深掘りすることで、テスト時の理解度や回答の一貫性を確認します。

これにより、単に暗記や検索に頼っただけの受験者や、他人に代行してもらったケースを見抜くことが可能です。

意図的に難解な問題を組み込む

オンラインテストにおいては、単純な知識問題や一般的な論理的思考を問う問題だけでなく、あえて難解で微妙なニュアンスを含む設問をいくつか意図的に組み込むことが効果的です。

こうした問題で高確率に正答している場合、単なる偶然や本物の理解者であるか、あるいは不正行為(AI利用や代行受験)をしている可能性が浮かび上がり、受験者の回答の自然さや一貫性をより慎重に評価できます。

また、この難解問題の結果は、面接時のフォローアップ質問と連動させることで、受験者の理解度や思考過程の深掘りに役立ち、不正受験の発見につながります。

もちろん、公平性を損なわないよう設問設計には配慮が必要ですが、この「正解が逆に疑いの材料になる」問題を巧みに活用することで、オンライン採用試験における不正対策の新たな一手となるでしょう。

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オンライン採用試験の不安を解消し、効率的かつ公正な採用活動を進めたい担当者様に最適な選択肢です。

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まとめ|オンラインテストの不正対策で安心の採用試験を実現しよう

オンラインテストにおけるカンニングは、最新の技術と運用ルールの組み合わせで十分に防止可能です。Webカメラ監視やAI解析、顔認証などのシステム機能を活用し、受験者に不正行為が難しい環境を整えましょう。さらに、ルールの周知や面接でのチェックなど運用面の工夫も重要です。

本記事で紹介したポイントを押さえ、安心・安全なオンライン採用試験を実現してください。もし、不正対策機能が充実したシステム選びにお悩みの場合は、WisdomBaseの導入も検討してみてはいかがでしょうか。