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オンライン試験の生成AI利用実態調査【1,021人データ】

オンライン試験の生成AI利用実態調査【1,021人データ】

オンライン試験で「不正行為は禁止」と明記するだけで、実際に不正を防げているとは限りません。株式会社シェアウィズが2026年5月、生成AIの利用経験がある1,021人を対象に実施した調査では、禁止されていても生成AIを使いたいと答えた人が57.0%にのぼりました。半数以上が一線を越える可能性を考えている一方、運営側には不正が起きたかどうかを確かめる手段がないケースも少なくありません。本記事では、調査の全データをもとに、オンライン試験が直面している実態を数字で解説します。

【この記事の概要】

  • 生成AI利用経験者1,021人を対象にした調査で、禁止されていても生成AIを使いたい人が57.0%に達した
  • 試験の種類別では採用選考試験がもっとも高く63.1%、社内試験59.9%、資格・検定試験55.1%が「使いたい」と回答した
  • ロックダウンブラウザ(専用ブラウザ)は7割近くが認知しており、導入で「不正を疑われる不安が減る」と答えた人は44.0%にのぼる

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目次

オンライン試験で「禁止されても生成AIを使いたい」人は57.0%|調査概要

株式会社シェアウィズが2026年5月28日から31日にかけて実施した調査では、「禁止されていても生成AIを利用したい」と答えた人が合計57.0%にのぼりました。半数以上が一線を越える可能性を考えているという結果です。まず調査の概要と、この数値の内訳を確認します。

項目 内容
調査期間 2026年5月28日(木)〜5月31日(日)
調査方法 PRIZMAによるインターネット調査
調査対象 生成AIの利用経験があり、直近3年以内に社内試験・資格試験をオンラインで受験した人
調査人数 1,021人
調査実施機関 シェアウィズ(モニター提供元:サクリサ)

「禁止されていても生成AIを利用したいと思う」と回答した人は23.7%、「できれば利用したいと思う」と回答した人は33.3%で、合計57.0%でした。

出典:株式会社シェアウィズ「【1,021人実態調査】『禁止されていても生成AIを使いたい』が6割。オンライン試験における"性善説"の限界が明らかに」(プレスリリース、2026年5月実施・2026年10月確認)

調査の全設問・詳細データは、資料でも無料でご覧いただけます。

オンライン試験における生成AI利用の実態と課題に関する調査

実行可能と考える不正方法トップ3

ルールで「禁止」と定めるだけでは、実際にどのような不正が起こり得るのでしょうか。調査では、受験者自身が「実行できてしまいそう」と考える不正方法を複数回答で尋ねています。

順位 不正方法 回答割合
1位 生成AIに回答を求める 49.5%
2位 スマートフォンなど、別の端末で検索 47.6%
3位 受験中のPCで別タブ・別ブラウザを開いて検索 44.7%

オンライン試験で「できてしまいそう」だと思う不正方法のグラフ

上位3つはいずれも、受験者の手元にある端末や画面操作だけで完結する方法です。監督者が目視で全員を見続けても気づきにくく、禁止を伝えるだけでは防ぎきれない実態がうかがえます。

試験の種類別に見る不正の実態

不正の実態は、試験の種類によっても差があります。調査では「資格・検定試験」「社内試験」「採用選考試験」「学校関連の試験」の4種類について、禁止されている方法を使った経験の有無と、禁止下での利用意向を尋ねています。

試験種別 確認済み(使ったことがある) 迷った なし
資格・検定試験 32.9% 21.8% 45.3%
社内試験 36.7% 30.0% 33.3%
採用選考試験 38.4% 29.9% 31.7%
学校関連の試験 29.4% 35.8% 34.8%

試験種別ごとの、禁止されている方法で回答を確認した経験のグラフ

「確認済み」の割合がもっとも高いのは採用選考試験の38.4%で、社内試験の36.7%が続きます。禁止下での利用意向を見ても、同じ傾向があります。

試験種別 利用したい できれば利用したい あまり利用したくない 全く利用したくない
資格・検定試験 23.8% 31.3% 19.5% 25.4%
社内試験 23.9% 36.0% 21.6% 18.5%
採用選考試験 28.4% 34.7% 20.9% 16.0%
学校関連の試験 16.5% 35.8% 30.3% 17.4%

試験種別ごとの、禁止されていても生成AIを利用したいかのグラフ

「利用したい」「できれば利用したい」を合わせると、採用選考試験が63.1%ともっとも高く、社内試験59.9%、資格・検定試験55.1%、学校関連の試験52.3%と続きます。合否や採否に直結する試験ほど、禁止下でも生成AIに頼りたいと考える人が多い傾向がうかがえます。

受験者の心理:安心する人も、不正を疑われる不安を感じる人も6割

オンライン試験は、受験者にどのような心理的な影響を与えているのでしょうか。調査では、試験時の心理状態と、不正を疑われることへの不安を尋ねています。

心理状態 回答割合
リラックスして臨める 49.8%
集中しやすい 48.2%
緊張感が保ちにくい 32.9%

オンライン試験受験時の心理状態と、不正を疑われる不安のグラフ

一方で、「不正を疑われるのではないかという不安を感じたことがある」と答えた人は61.0%にのぼりました。不正を実行する側だけでなく、真面目に受験している側も、潔白を証明する手段がないことによる不利益を感じているとわかります。

「使用禁止」ルールだけで防げると考える人は半数強にとどまる

受験者自身は、「使用禁止」というルールにどれほどの実効性があると考えているのでしょうか。

回答 割合
十分防げる 21.1%
ある程度防げる 36.6%

「使用禁止」と伝えるだけで不正を防げると思うかのグラフ

両者を合わせても57.7%で、残る4割以上は「使用禁止」というルールだけでは防ぎきれないと考えていることになります。個人のモラルやルール告知のみに依存した試験運営には限界があることが、受験者自身の回答からも裏づけられています。

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オンライン試験の不正防止|今の仕組みのまま強化する方法

ロックダウンブラウザの抑止効果

ルールだけでは防ぎきれないとすれば、技術的な対策はどの程度効果があると考えられているのでしょうか。調査では、受験中に他の操作を制限する「ロックダウンブラウザ(専用ブラウザ)」の認知度と、抑止効果への期待を尋ねています。

認知度 割合
知っている 27.3%
名前や概要は聞いたことがある 41.8%

専用ブラウザ(ロックダウンブラウザ)の認知度のグラフ

合わせて7割近くが、何らかの形でロックダウンブラウザを認知していました。試験種別ごとの抑止効果への期待は次のとおりです。

試験種別 かなり抑えられる やや抑えられる あまり抑えられない 全く抑えられない
資格・検定試験 30.6% 48.9% 14.0% 6.5%
社内試験 32.0% 48.8% 16.8% 2.4%
採用選考試験 36.6% 41.8% 16.8% 4.8%
学校関連の試験 20.2% 42.2% 29.4% 8.2%

試験種別ごとの、専用ブラウザによる生成AI利用の抑止効果のグラフ

いずれの試験種別でも「かなり抑えられる」「やや抑えられる」を合わせると7〜8割に達しており、受験者自身もロックダウンブラウザに一定の抑止効果を期待していることがわかります。導入のメリットとしては、「不正を疑われる不安が減る」44.0%、「真面目に受験した人が正当に評価される」42.3%、「試験に集中しやすくなる」35.9%が挙がりました。

専用ブラウザを導入するメリットのグラフ

不正対策は資格・試験の価値を高めると受験者自身が考えている

技術的な不正対策は、試験そのものの価値にどう影響するのでしょうか。調査では、不正対策が資格・試験の価値に与える影響を試験種別ごとに尋ねています。

試験種別 非常に高める ある程度高める あまり変わらない 全く変わらない
資格・検定試験 34.2% 51.8% 11.1% 2.9%
社内試験 31.3% 55.9% 11.1% 1.7%
採用選考試験 34.0% 52.6% 10.8% 2.6%
学校関連の試験 26.6% 44.0% 23.9% 5.5%

試験種別ごとの、不正対策が合格資格の価値を高めるかのグラフ

「非常に高める」「ある程度高める」を合わせると、資格・検定試験で86.0%、社内試験で87.2%、採用選考試験で86.6%、学校関連の試験で70.6%にのぼります。公平性を技術で担保することは、受験者自身にとっても試験の価値を支える要素になっているといえます。

オンライン試験の不正対策を実施するなら「WisdomBase」

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シェアウィズが開発・提供するWisdomBaseは、不正防止専用ブラウザ「Safe Exam Browser(SEB)」と連携しており、調査で挙がった不正方法を物理的に防ぐ環境を用意できます。

他のアプリやPCの別タブへの切り替えを無効化する

SEBは受験中のPCを、他のアプリやWebサイトがいっさい使えない専用モードに切り替え、Alt+Tabなどのショートカットも無効化します。調査で3番目に多かった不正方法「PCの別タブ・別ブラウザでの検索」(44.7%)を、操作そのものができない状態にして防ぎます。

コピー&ペースト・画面キャプチャを禁止する

SEBは問題文のコピー&ペーストや画面キャプチャを禁止します。調査でもっとも多かった不正方法「生成AIに回答を求める」(49.5%)は、まず問題文を生成AIに渡す操作が必要になるため、コピー自体を禁止することで実行を防ぎます。

設定ファイルをアップロードするだけで導入できる

WisdomBaseの管理画面からSEBの設定ファイル(.sebファイル)をアップロードするだけで、「SEB経由のみ受験可」の設定を有効にできます。サーバー設定や追加開発は不要で、数分で導入できます。受験者側も本番前に自分のPCでSEBの動作確認を済ませてから試験に臨むため、当日の動作トラブルを防げます。

WisdomBaseのより詳しい機能や、他社システムとの違い、導入事例などをまとめた資料を無料でご用意しています。「生成AIによる不正リスクに今のシステムで対応できるか確認したい」「SEBの導入方法を相談したい」といったご相談やデモ画面のご案内も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

株式会社シェアウィズが2026年5月に実施した1,021人対象の調査では、禁止されていても生成AIを使いたい人が57.0%にのぼり、採用選考試験・社内試験ではその割合がさらに高くなっています。「使用禁止」というルールだけで防げると考える人は半数強にとどまる一方、ロックダウンブラウザのような技術的対策には7〜8割が抑止効果を期待し、受験者自身も不正対策が資格・試験の価値を高めると考えています。個人のモラルに頼った運営から、技術で公平性を担保する運営への転換が求められています。本記事の調査データは2026年5月実施時点のものです。