社内システムでeラーニングの受講を社員に薦めても、反応が悪く受講率も良くない…人事主導で集合研修を企画するけど、前向き発言してくれるような参加者が少ない…社内研修を企画する育成担当者としては、やはり能動的にアクションしたくなるような研修の企画を理想とされていることと思います。
今回ご紹介するコーホート・ベースモデル(CBCs)は、コロナ禍によりZoomやSlackなどのビジネスコミュニケーションツールが一般化した現在、グループを通した学習をオンラインでも最適化するための、ニューノーマル時代の重要な概念になること間違いありません。社内の人材育成やオンライン採用説明会などにもCBCsの考えを活用いただけると嬉しいです。
CBCsとは?
CBCsとは、Cohort-Based Coursesの略で、グループ形式で一定の教育プログラムを通して学ぶ共同学習スタイルのこと。株式会社ソーシャルカンパニー代表の市川裕康さんがブログで発表されたのが、国内でコーホート・ベースモデルというワードが確認できる最初であるようです。
なお、コーホート(Cohort)とは、統計学・人口学などで、生まれた年代が共通している属性を持つ集団、という意味があり、マーケティング用語ではコーホート分析(同年代生まれの生活様式・行動・興味関心などから生活者動向の調査する分析手法)も有名ですが、ここで語られるコーホートは同年代生まれという意味合いは無く、学ぶ環境を同じくする集団という意味合いが強いようです。
コーホート分析の”コーホート”とコーホート・ベースモデルのそれとは意味が異なる
CBCs導入の最新状況は?
2021年2月現在で、コーホート・ベースモデルと明示してサービス運営や社内研修行う企業は確認できませんでした。
人材育成だけではなく採用シーンでもCBCsが活用される可能性
なお、欧米のEdTech企業では試験的にCBCsを謳ったワークショップやセミナーを開催しているところもあるようで、ビジネスインサイダージャパンやTechCrunchで度々取り上げられているラムダ・スクールでも、採用・人材育成シーンで取り入れられているとのことです。今後は、日本の先進的な企業でもコーホート・ベースモデルがHR領域で参考にされることが予想されます。
CBCsと他の学習手法との違い、共通点は?
コーホート・ベースモデル(CBCs)と比較されるのが、eラーニングコンテンツを受講する形での学習で、MOOCs (Massively Open Online Courses) と総称されています。
CBCsもMOOCsも、あくまでも講座の提供手法の種類の名称なので、コーホート・ベースモデルと類似した意味合いのグループ学習については、講座提供ではなく学習形態の用語として、混同しないように気を付ける必要があるでしょう。
グループ学習は学習形態としての用語であり、方法論が似ているがコーホートベース・モデルとは異なる
また、当ブログのメインテーマであるCBT(Computer Based Testing)とも誤認しないように注意が必要かもしれません。
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