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アクティブラーニングとは?企業での導入事例3選

アクティブラーニングとは?企業での導入事例3選

近年、教育・研修業界で増加している「アクティブラーニング」をご存知ですか?教育効果を高め、受講者の積極性や対話力、問題解決力を向上させる教育方法として注目されています。

企業の研修にアクティブラーニングを取り入れれば、座学の研修以上に社員の成長が見込めます。本記事ではそんなアクティブラーニングを取り入れている企業導入事例を3つ紹介します。

人材教育に悩んでいて「このままではいけない!」と思っている方は、新しい教育方法としてアクティブラーニングの導入を考えてみてはいかがでしょうか?

アクティブラーニングとは?

アクティブラーニングとは、受講者が能動的に学べる教育方法のことです。

従来、企業の研修や学校の教育は座学だけで行われることがほとんどでした。しかしAIの普及やグローバリゼーションなどにより、ただ言われたことだけをこなすだけでは評価されなくなってきています。そこで、「主体性」「問題解決力」「クリエイティビティ」などの能動的なスキルの教育が注目されてきたのです。

例えば、現場に行き調査を行ったり実際に仕事を体験したりする「フィールドリサーチ」や、実際にあった事例や架空の状況を与えられ、受講者が当事者になった気持ちで自分ならどう行動するかを考える「ケースメソッド」、それに「ディスカッション」など、アクティブラーニングにはさまざまな種類があります。

講師の言うことを聞くだけの教育のみ行っていると、変化のスピードが速い現代社会についていけない人材ばかりになってしまう可能性があります。アクティブラーニングを行うことで、社員のコミュニケーションスキルが向上したり、問題解決力が向上したりと、社内の生産性向上に役立つメリット様々ありますよ。

アクティブラーニングを導入している企業事例

このようにメリットが多く教育効果が期待できるアクティブラーニングを実際に導入している企業を3つご紹介します。それぞれ異なる目的で行っている事例を集めてみました。

ソニー銀行株式会社

ソニー銀行株式会社では、入社してからおよそ2ヶ月の間行われる研修の中でアクティブラーニングを導入しています。最も特徴的な研修は「データサイエンスブートキャンプ」と呼ばれるもの。5日間にわたるブートキャンプを実施し、実際にデータ分析を行います。

この研修の目的は主に「データドリブンなカルチャーを築いていくこと」。配属前の新人社員向けの研修なので、受講者は将来のキャリアでデータ分析をするとは限りません。しかし新入社員にこのような研修を行うことで、データドリブンの社員とコミュニケーションを取りやすい環境を構築できるのです。

ブートキャンプでは、前半の3日間で座学の理論を学び、後半の2日間はグループワークを行っているようです。グループワークでは事前に準備されたデータを用いてデータ分析を行います。

またソニー銀行株式会社では、座学の時点でもアクティブラーニングを取り入れています。講座の最後に2人1組になってお互いに今学んだことを説明するのです。1人が説明したら、もう1人はペアの人に質問をします。座学で学んだことを自分で説明しようとすると不明点が見えてくるので、講師に質問もしやすくなり、理解も深まりますよね。

そしてグループワークでは問題解決方法を提案するために架空のデータを分析します。ワークの最中はその都度講師が分析の進め方をレクチャーして、受講者のアウトプットを手助けしているようです。最終的に成果を発表したあとは、社内に発表するための資料を作成し、実際に問題解決方法を提案するそうです。

富士通株式会社

富士通株式会社では「何ができるエンジニアなのか」その要件を明確にさせるために認定制度を始めています。その認定方法にアクティブラーニングが取り入れられているのです。

例えばサイバーセキュリティエンジニアの認定を受けたい場合、2日間の研修を受講します。研修の中では、サイバー攻撃を擬似体験できるシステムで実際に事案に対応します。普段の役割は攻撃から身を守る側ですが、まずはペアになって攻撃の演習をするところから始めます。

攻撃する側のメソッドが理解できたところで、解析演習を行い、グループワークで解析結果を発表する時間が設けられます。グループワークで対応の比較検討を行ったあと、自由に攻撃や解析を試せる時間もあり、学んだことをしっかりとアウトプットできるような制度になっているのです。

アクティブラーニングでは、実際の演習を通じて学んだことをしっかりと浸透させ、それをアウトプットできるようになることが大切です。富士通株式会社ではたったの2日間で実践演習とその比較検討、そして異なる技法を試すアウトプットの時間をとっています。能動的で効果的な教育方法だと言えるでしょう。

株式会社インデックス・アイ

株式会社インデックス・アイが提供する研修サービスにもアクティブラーニングが取り入れられています。

例えば「デザイン思考ワークショップ体験コース」という研修コースでは、2日間にわたり「デザイン思考」を実務に活かせる人材を育成します。まずは座学にて「デザイン思考とは何か」「気づきの見つけ方」などの基礎を学び、そのあとワークショップにて実務に近い形で学びを実践するカリキュラムです。

フィールドワーク(観察調査やインタビュー)を行い、座学で学んだ理論と実際に現場で見られる事例を結びつけていきます。さらに、デザイン思考を使ってアイデアを出しそれをプロトタイプ化するワークショップも行うようです。

このようなアクティブラーニングを導入する際は、講師に高いスキルが求められます。そのため株式会社インデックス・アイでは、セミナー講師としての経験だけでなく実務の経験もある講師を採用しているそうです。講師に実務経験があるから能動的なワークショップが可能になっているのですね。

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