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オンライン試験システム (CBT / IBT) の検討に役立つ価格比較表

これまで社内試験や検定試験は、決められた会場に集まり、紙ベースで行なわれることが普通でした。

しかし、近年のコロナウィルスの拡大により、会場に集まるということが難しくなり、わざわざ試験会場に足を運ばなくても、自宅や職場、学校などネット環境のある場所からオンラインで受験できないかという機運が高まってきました。

社内試験や検定試験をパソコンやタブレットなどのデバイスを使って、オンライン上で行えるようにしたのが、オンライン試験システムです。

本記事ではオンラインシステムの導入を検討されている方を対象に、システムの価格比較と、検討に際しどういった点を考慮すべきかをご紹介します。

オンライン試験システム (CBT / IBT) の検討に役立つ価格比較表

オンライン試験システムを導入する費用上のメリット

試験をオンライン化するとさまざまなコスト上のメリットがあります。オンライン試験システムの導入かかる費用を考慮する際は、どのようなコスト上のメリットがあるかを洗い出すようにしましょう。

運営の効率化によるコスト削減

受験会場の選定や手配、申込みや受験料の管理、試験日当日の対応、採点処理や合否判定の作業、合否判定の通知、感染対策など、試験運営は多くの工程と作業があります。

試験を実施する側にとって、オンライン試験システムは試験に関わる多くの業務を削減・効率化することができます。

人件費や資材費、会場設営費などのコスト削減

試験会場で行う場合、監視スタッフなどの人件費、試験問題や解答用紙などの資材費、試験の印刷費、問題用紙の保管・輸送費、消毒液・検温設備などの感染症対策費など、受験の規模が大きくなればなるほど多くの費用が発生します。

オンライン試験システムの導入で、これらのコストが不要になります。

受験者増加による収益増加

受験者は、自宅や最寄りの会場など好きな場所から気軽に試験が受けられため、宿泊費や交通費などのコスト、試験中の宿泊先の手配、受験当日の天候や交通網の影響、移動にかかる時間、持参物の準備などを気にせず、気軽に試験を受けることができます。
これまで遠方で参加できなかった人、スケジュールが合わなかった人、身体的に移動が困難な人でも受験することが可能になるので、受けられる試験の選択肢が広がり、受験者数の増加が見込めるのもオンライン試験の良い所です。

有償で検定を販売している場合は、受験者の増加が収益の増加に直結します。

天候や交通機関の影響によるキャンセルの回避

台風や降雪などの天候リスクや交通機関の影響を気にする必要がないため、天候を気にした試験日の調整、試験会場や会場スタッフの再確保の心配がないのもメリットです。

有償の検定の場合、受験のキャンセルによる売上減を回避することができます。また、社内の試験であっても、キャンセルに関わる再受験の調整業務などを気にしなくてよくなります。

オンライン試験システムの価格比較

オンライン試験システムの価格を構成するのは、主に

  • 初期費用
  • 試験実施費用
  • 保守運用費

の3つです。

試験実施費用は「試験1回ごと」「100ユーザー単位/年」など、各システムに応じてさまざまな料金体系があります。

各社の価格構成は、

  • 各費用項目に分かれておらず一式で見積もられる構成
  • 初期費用と保守運用費の構成
  • 初期費用と試験実施費用の構成
  • 試験実施費用のみの構成

など、各社各様でさまざまです。

料金体系がさまざまなので、一律に比較することは難しいですが、概ね以下の価格帯を想定するといいでしょう。

  • 初期費用: 200,000円 ~ 1,500,000円
  • 試験実施費用(1回): 200円 ~ 3,000円
  • 保守運用費: 10,000円 ~ 125,000円

以下は代表的な4社の料金体系です。

A社

  • 初期費用: 600,000円 ~ 1,500,000円
  • 試験実施費用(1回): 2,500円
  • 保守運用費: 125,000円

B社

  • 初期費用: 600,000円
  • 試験実施費用(1回): 1,000円(年間500回が最低回数のため、年額500,000円は必須)
  • 保守運用費: なし

C社

  • 初期費用: 220,000円 ~ 495,000円
  • 試験実施費用(1回): なし
  • 保守運用費: 11,000円〜(100アカウント)(アカウント数に応じた従量課金)

D社

  • 初期費用: 500,000円
  • 試験実施費用(1回): 200円(100回までは毎月無料)
  • 保守運用費: 30,000円〜(100アカウント)(アカウント数に応じた従量課金)

料金体系がさまざまですので、比較のためには、実際の利用ケースを適用させて、コストをシミュレーションする必要があります。

各システムを導入し、試験回数を年間100回~年間10,000回実施した場合の、初年度の費用を試算しました。

その結果は以下です。

  • 年間100回程度開催する試験だと初年度費用は350,000円~2,750,000円までとシステムによって金額にバラツキがある
  • 年間500回程度だと、B社、C社、D社が1,000,000円前後の初年度費用となり、似たような費用感になる
  • 年間700回を超えてくると、D社が他社よりも頭一つ抜けて安くなる
  • 年間3000回以上だと、D社と他社では2倍以上の価格差が生まれる

年間どれくらいの規模の試験をどれくらいの頻度で開催するか、システムは複数年に渡って継続利用する予定があるかを考え、コストのシミュレーションを行った上で最適否システムを選択するようにしましょう。

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