はじめに
「長年培ってきた研修ノウハウ、このまま対面だけでは先細りかもしれない…」「この教材、社外に販売できたら収益になるのに…」そんな焦りを感じていませんか?
本記事では、価値ある教育コンテンツをeラーニングとして販売し、新たな収益の柱を築くための具体的な方法を、ステップ・バイ・ステップで解説します。プラットフォーム選びのポイントから成功事例まで、あなたの悩みを解決し、オンライン講座販売の第一歩を力強く後押しします。
- はじめに
- なぜ今、eラーニング教材の販売が注目されているのか?
- eラーニング教材を販売するまでの5ステップ
- おすすめのeラーニング販売プラットフォームと選び方
- eラーニングの販売事例をご紹介
- eラーニングを販売するならWisdomBase
- まとめ
なぜ今、eラーニング教材の販売が注目されているのか?
時間や場所を選ばずに学べるeラーニングは、個人のスキルアップから企業の研修まで、あらゆる場面で活用が広がっています。特に近年、その「販売」に注目が集まる背景には、社会の変化とテクノロジーの進化があります。ここでは、eラーニング販売がなぜこれほどまでに重要視されるようになったのか、その理由を3つの側面から掘り下げていきましょう。あなたのビジネスチャンスが、ここにあるかもしれません。
オンライン学習の一般化と学習効率化のニーズ
インターネット環境の向上とスマートデバイスの普及により、オンラインで学ぶことは特別なことではなくなりました。通勤時間や休憩中など、隙間時間を活用して効率的に知識やスキルを習得したいというニーズは高まる一方です。受講者にとっては、繰り返し学習できる点や、自分のペースで進められる点も大きなメリットです。企業側も、集合研修にかかる会場費や交通費、移動時間を削減できるため、学習効率化の観点からオンライン化への関心が高まっています。
有償研修・資格講座のデジタル化が加速
従来、対面形式が主流だった専門性の高い研修や資格取得のための講座も、急速にデジタル化が進んでいます。これにより、地理的な制約なく全国、あるいは全世界の受講希望者にリーチできるようになりました。また、一度コンテンツを作成すれば、少ない労力で多くの受講者に提供できるスケーラビリティも魅力です。受講者データを分析し、より効果的な講座内容へと改善していくことも可能になり、教育の質とビジネスの両面でデジタル化のメリットは大きいと言えます。
LMS・eラーニング市場の成長と動向
LMS(学習管理システム)をはじめとするeラーニング関連市場は、世界的に見ても著しい成長を続けています。日本国内においても、企業研修、教育機関、個人のスキルアップ市場など、幅広い分野で導入が進んでいます。特に、特定のスキルや知識を求める層に向けた専門的なeラーニングコンテンツの需要は高く、サブスクリプションモデルや買い切り型など、多様な販売形態が登場しています。この市場の成長は、eラーニングコンテンツ販売が有望なビジネスであることを示唆しています。
株式会社矢野経済研究所の調査によると、2023年度の国内eラーニング法人向け市場は1,140億円の売上という結果が報告されています。企業のDX推進やリスキリングへの対応としてeラーニング研修による需要が高まっていると考えられます。
出典:矢野経済研究所 eラーニング市場に関する調査を実施(2024年) https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3512
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eラーニング教材を販売するまでの5ステップ
価値ある知識やノウハウをeラーニング教材として販売し、新たな収益源を確立したいと考えている方も多いでしょう。しかし、何から始めればよいのか、具体的な手順が分からずに足踏みしてしまうケースも少なくありません。
ここでは、アイデアの段階から実際に販売を開始するまでを、5つの具体的なステップに分けて解説します。このステップを着実に進めることで、スムーズなオンライン講座のローンチが見えてくるはずです。
販売対象と目的を明確にする
まず最初に、「誰に」「何を」学んでもらい、「どうなってほしいのか」を具体的に定義します。ターゲットとなる受講者層(企業の新人研修担当者、特定の資格取得を目指す個人、専門スキルを学びたい技術者など)を明確にし、その層が抱える課題やニーズを深く理解することが重要です。
そして、その課題を解決するために、どのような知識やスキルを提供し、受講後にどのような状態になってほしいのか(資格取得、業務効率改善、専門知識の習得など)という学習目標を設定します。これが、コンテンツ内容や販売戦略の根幹となります。
コンテンツの整理とオンライン化の準備
既存の研修資料(PowerPoint、Word文書、PDF、動画など)を棚卸しし、オンライン学習に適した形に整理・編集します。対面研修の内容をそのままオンラインに移行するのではなく、eラーニングの特性を考慮することが重要です。
例えば、長時間の講義は1本10分程度の尺に分割する、視覚的に分かりやすい図やグラフを多用する、受講者の集中力を維持するためのクイズや演習を組み込む、といった工夫が求められます。また、動画教材の場合は、画質や音質にも配慮し、ストレスなく視聴できる品質を確保しましょう。
eラーニング教材の作成
整理したコンテンツをもとに、eラーニング教材を作成します。eラーニングの作成方法は大きく分けると3つの方法があります。
- PowerPointやCanvaなどのツールでスライドを作成し、そのまま音声や映像を収録する
- スタジオを借りて講義の様子を撮影し、動画編集ソフトで映像教材を作成する
- スライド自動生成ツールや自動動画編集ツールを活用する
【お役立ち資料】eラーニング動画を内製化するなら知っておきたい9つのポイントとは?
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LMSなどの販売プラットフォームを選ぶ
作成したeラーニング教材を販売するためのプラットフォームを選定します。自社でシステムを構築する方法もありますが、多くの場合、既存のLMS(学習管理システム)やeラーニング販売に特化したプラットフォームを利用するのが効率的です。
プラットフォーム選びは、機能、費用、使いやすさ、サポート体制などを総合的に比較検討することが重要です。特に、販売機能(決済システム、価格設定、クーポン発行など)や受講者管理機能、デザインのカスタマイズ性などは、ビジネスの成否を左右する重要な要素となります。
LMSへの登録と販売パッケージの構築
選定したプラットフォームに登録し、作成したeラーニング教材をアップロードします。次に、販売する単位(コース単体、複数コースのセット、月額/年額サブスクリプションなど)を決め、価格を設定します。
魅力的なコース名や説明文、サムネイル画像を用意し、受講者が内容を理解しやすく、購入したくなるような「販売パッケージ」を構築します。必要に応じて、無料のお試しコンテンツやプレビュー動画を用意するのも効果的です。
おすすめのeラーニング販売プラットフォームと選び方
eラーニング教材の販売を成功させるためには、適切なプラットフォーム選びが不可欠です。しかし、世の中には多種多様なLMSや販売プラットフォームが存在し、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。
ここでは、自社の目的やコンテンツに合ったプラットフォームを見極めるための重要な選定ポイントを4つ解説します。これらの点を押さえることで、失敗のないプラットフォーム選びが可能になります。
販売・決済機能の有無
最も重要なポイントの一つが、販売と決済に関する機能です。教材を「商品」として販売するためには、クレジットカード決済、銀行振込、請求書払いなど、多様な決済手段に対応している必要があります。
また、買い切り型の販売だけでなく、月額や年額のサブスクリプションモデルに対応しているか、セット販売やクーポン発行機能があるかなども確認しましょう。売上管理やレポート機能が充実していると、販売状況の把握や分析が容易になり、戦略的な改善に繋げやすくなります。
提供先ごとのコンテンツの出し分けや権限設定
法人顧客と個人顧客、あるいは特定の会員グループなど、提供先に応じて見せるコンテンツを変えたい、利用できる機能を制限したい、といったニーズはよくあります。例えば、法人顧客には専用の研修ポータルを提供し、管理者が受講状況を把握できるようにする、といった機能です。
プラットフォームによっては、グループ単位でのコンテンツ割り当てや、受講者、管理者、講師といった役割に応じた権限設定が可能です。自社の販売モデルに合わせて、柔軟な設定が可能かを確認しましょう。
試験機能や認定証機能の有無
学習効果を測定するための試験機能や、コース修了を証明する認定証の発行機能は、eラーニングの価値を高める上で重要です。選択式、記述式、穴埋め問題など、多様な形式のテストを作成できるか、自動採点やフィードバック機能があるかを確認しましょう。
また、合格者に対して自動でデジタル認定証を発行できる機能があれば、受講者の達成感を高め、学習意欲の向上に繋がります。特に資格講座などでは、認定証の有無が付加価値となります。
デザインカスタマイズ
自社のブランドイメージに合わせて、プラットフォームの見た目をカスタマイズできるかも重要なポイントです。ロゴの設置、コーポレートカラーの設定、レイアウトの変更などが可能であれば、受講者は自社のサービスとして安心して利用できます。独自のドメインを設定できるかどうかも確認しましょう。
デザインの自由度が高いプラットフォームを選べば、他社との差別化を図り、ブランド価値を高めることができます。操作画面のデザインが洗練されており、直感的に使いやすいかどうかも、受講者の満足度に影響します。
下記の記事では、おすすめのeラーニング販売プラットフォーム7選を紹介しています。
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eラーニングの販売事例をご紹介
理論やステップを理解しても、実際にどのようにeラーニング販売が成功しているのか、具体的なイメージを持つことは難しいかもしれません。
ここでは、様々な業種の企業がどのようにeラーニングを活用し、ビジネスとして成功させているのか、3つの実例をご紹介します。これらの事例から、自社の状況に置き換えて考えられるヒントや、新たな活用のアイデアが見つかるはずです。
訪問看護ステーション向け法定研修のDX事例
株式会社eWeLLは、訪問看護ステーションの看護師向けに義務付けられている法定研修をeラーニング化しました。eラーニングシステムの導入により、受講証明書の発行・送付業務がほぼゼロになり、社内業務効率が劇的に改善しました。顧客側でも、LMS機能による正確な受講履歴管理が可能となり、研修管理の負担軽減とガバナンス強化に繋がりました。
利用者からはSNSやアンケートで「使いやすくなった」「満足している」との声が多く寄せられ、顧客満足度向上にも貢献しています。
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専門ノウハウをeラーニング化し実践的学びを提供
広報人材育成の専門企業、株式会社ハッシン会議様は、「知識を実務に活かせない」という顧客の声に応え、自社ノウハウをeラーニング化。書籍『ひとり広報の教科書』をベースにした動画講座とプロ講師の添削を組み合わせた伴走型サービス「Learney」を提供しています。
スマホ対応や決済機能、使いやすいUIが決め手となり、IT導入補助金も活用。受講者からの操作に関する問合せはほぼなく、実践的スキルが身につく仕組みとして好評を得ています。
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下記にて、他にもeラーニング販売の成功事例を紹介しています。
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eラーニングを販売するならWisdomBase
https://wisdombase.share-wis.com/
数あるeラーニングプラットフォームの中でも、特に「販売」に強みを持つのが「WisdomBase(ウィズダムベース)」です。なぜWisdomBaseが、企業研修や資格講座、専門スクールのコンテンツ販売に適しているのでしょうか。
ここでは、WisdomBaseが選ばれる理由となる3つの特長に焦点を当ててご紹介します。自社ブランドでのeラーニング販売を成功させたいと考えているなら、ぜひ検討してみてください。
充実した販売・決済機能と柔軟な価格設定
WisdomBaseは、eラーニング販売に必要な機能を標準で搭載しています。クレジットカード決済はもちろん、請求書払いや銀行振込にも対応。コース単体販売、セット販売、月額・年額サブスクリプションなど、多様な販売形態を柔軟に設定できます。クーポン機能や代理店販売機能もあり、戦略的なプロモーション展開が可能です。売上管理や分析機能も充実しており、データに基づいた改善が行えます。
自由度の高いデザインカスタマイズと独自ドメイン
自社のブランドイメージを最大限に活かせるよう、デザインのカスタマイズ性が非常に高いのが特長です。ロゴやコーポレートカラーの設定はもちろん、HTML/CSSを編集することで、細部にわたるデザイン調整が可能です。さらに、独自ドメインを設定できるため、完全に自社サービスとしてeラーニングサイトを構築・運営できます。これにより、受講者に安心感を与え、ブランドロイヤリティを高めることができます。
法人向け販売に適した柔軟な管理機能
特に法人顧客への販売・提供において強みを発揮します。顧客企業ごとのグループ管理や、利用できる機能・閲覧できるコンテンツを細かく制御できる柔軟な管理者権限設定が可能。例えば、顧客企業の担当者に自社の受講生の進捗管理権限のみを付与したり、部署ごとに異なる研修コースを割り当てたりといった、BtoB特有のニーズに応じた運用を実現します。IPアドレス制限や専用ログイン画面の設定と組み合わせることで、セキュアで効率的な法人向けeラーニング販売基盤を構築できます。
まとめ
この記事では、「eラーニング 販売」をテーマに、その市場背景から具体的な販売開始までのステップ、プラットフォーム選びのポイント、成功事例、そしておすすめのプラットフォームとしてWisdomBaseをご紹介しました。オンライン学習の需要は今後も拡大が見込まれ、質の高い教育コンテンツを持つ企業にとって、eラーニング販売は大きなビジネスチャンスとなり得ます。
成功の鍵は、ターゲットと目的を明確にし、質の高い教材を作成し、そして自社のビジネスモデルに最適な販売プラットフォームを選ぶことです。特に、販売機能、カスタマイズ性、セキュリティなどは重要な選定基準となります。
対面での研修や講座で培ってきたあなたの貴重な知識やノウハウは、eラーニングという形でより多くの人々に届けられる可能性を秘めています。本記事を参考に、ぜひeラーニング販売への第一歩を踏み出し、新たなビジネスの扉を開いてください。 wisdombase.share-wis.com wisdombase.share-wis.com