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学習塾・予備校業界のオンラインテスト導入最前線【最新調査】

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近年教育業界では、政府による教育現場でのIT活用を推進した施策である「GIGAスクール構想」の発表や、新型コロナウイルス感染拡大によって対面授業が忌避される影響によって、授業のオンライン化やオンラインテストの導入が進んでいます。

そこで本記事では、学習塾や予備校のオンラインテストの導入状況についてまとめました。導入を検討されている方は、そのメリット・デメリットもあわせてご参考ください。

学習塾や予備校のDX・オンラインテストの最新状況

2021年4月現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や、テストのオンライン化を検討する学習塾や予備校は非常に多くなってきました。

特に、新型コロナウイルスの感染拡大によって、保護者が対面での授業を不安視することが多くなり、学習塾・予備校業界におけるオンライン授業の導入に代表されるDX化を進めている塾の割合は7割にものぼると言われています。

この記事では、大手塾のDX・オンラインテストについての最新状況をまとめてみました。DXを検討している教育業界の方の参考になれば幸いです。

塾業界のDX事例1: 東進ハイスクール

東進ハイスクールは、映像型の授業を浸透させたパイオニア的大手塾です。映像授業はもちろん、オンラインテストも導入しており、確認テストや修了判定テストなども、自宅から受験できるようです。

塾業界のDX事例2: 駿台予備校

駿台予備校では、オンライン授業を積極的に活用しています。リアルタイムで授業を配信し、一斉受講する形式のコースもあれば、収録映像を生徒が個人で視聴できるような授業もあります。また、模試やカリキュラム作成テストなどにICTを取り入れていることが明記されています。

塾業界のDX事例3: 河合塾One

河合塾グループである河合塾Oneでは、大学受験を対象としたサービスの提供を行っています。確認テスト、解説、演習はすべてオンラインで行えるものであり、カリキュラムもAIが自動作成してくれるようです!画期的ですね。

塾業界のDX事例4: 武田塾

武田塾は「日本初!授業をしない。」という斬新なスタイルで人気を博している学習塾です。そんな武田塾では、自宅でも受講できるコースがあります。

ネット電話を使って講師とコミュニケーションをとれるような体制を整えているため、遠方の生徒でも気兼ねなく受講ができます。

チャンネル登録者8万人超(2021年3月時点)の武田塾のYouTubeチャンネルでは、自宅での勉強法の一つとして、セルフ確認テストが紹介されているので、チェックしてみてください!

オンラインテストを導入するデメリット・メリットは?

ここで取り上げた企業以外にも、学習塾や予備校業界では、映像型の講義、学習管理のDX、オンラインテストの採用が進んでいます。しかし一方でオンラインでの授業の提供にはメリットとデメリットがあります。ここではオンラインテストの導入によるデメリットとメリットについて紹介します。

オンラインテスト導入のデメリット

学習塾のテストは授業中に行われることが多く、試験監督である先生の監視のもと行われます。一方、オンラインでのテストの実施は、いつでもどこでも受験できる反面、生徒のモチベーション維持は対面ベースの授業・テストより難しくなる傾向があります。

対面であれば、生徒がテストで取り組んでいる様子を直接確認して、簡単そうに解いているか、難しそうに悩んでいるかが確認できます。オンラインでは、そのような細やかな反応を確認することが難しいと言えます。

スマートフォンで授業を受けている生徒の画像

オンラインテスト導入のメリット

学習塾や予備校がオンラインテスト導入するメリットは多くあります。
例えば試験管理。試験の集計や採点に人手を割くことが少なくなります。

特に受験者が多ければ多いほど、採点や集計の手間はかかるものです。人為的に採点や集計を行うと、誤った採点や集計をしてしまうケースもあるので、試験管理をオンライン化することで人為的ミスをなくすことにも繋がります。

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また、これから塾を開校する方であれば、授業もテストもオンラインをベースにすることによって、教室の賃料を節約することができます。

多様な場所から講義を受けることができるようになるため、通塾をベースとした競合よりも多くの顧客に検討してもらえる可能性が出てきます。

オンラインテスト導入のデメリットをメリットを考慮した上で、より良い教育環境の構築を実現する一助となりましたら幸いです。

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