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医療・保育業界向け講座のeラーニング導入事例4選|事業者の活用法

医療・保育業界向け講座のeラーニング導入事例4選

訪問看護ステーションやクリニック、保育園で働く人に向けて研修を提供していると、受講者の職場が忙しく、研修のために人を送り出してもらうこと自体が難しいと感じる場面が多いのではないでしょうか。修了証や受講証明書の発行、業界ごとに決められた研修の要件への対応も、運営側の負担になります。

本記事では、医療・保育業界で働く人に向けて講座を提供している事業者が、WisdomBaseでeラーニングを導入した事例を4つ紹介します。医療機関や保育園が自施設の研修をオンライン化した事例ではなく、業界向けに講座を届ける側の事例です。共通する成功のポイントと、始めるときの手順もあわせて解説します。

【この記事の概要】

  • 医療・保育業界向けの講座は、受講者の職場が人手不足で集まりにくく、修了の要件も細かいため、eラーニングと相性がよい
  • 4つの事例では、受講証明書の発行の手間がほぼゼロになった、講座が申込開始から2日で満席になったなどの成果が出ている
  • 成功している事業者は、修了証の自動発行、早送り防止などの受講条件、法人単位の管理、小さく始められる料金をそろえている

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目次

医療・保育業界向けの講座がeラーニングに向いている理由

医療・保育業界向けの講座がeラーニングに向いている理由

医療・保育の現場はシフト勤務で人手に余裕がなく、研修の時間に合わせて職員を送り出すことが簡単ではありません。一方で、法令で定められた研修やキャリアアップ研修のように、受講時間や修了の条件が細かく決まっている研修も多くあります。決まった日時に集まらなくても受講でき、受講したことを記録で示せるeラーニングは、こうした事情に合っています。本記事で紹介する4つの事例を整理しました。

事業者 講座を届ける相手 講座の内容 導入後の変化
株式会社eWeLL 訪問看護ステーションの従業者 法令で定められた研修や実務の教育コンテンツ 受講証明書の作成・送付の時間がほぼゼロに
株式会社クレドメディカル クリニックで働くスタッフ 新人スタッフやリーダー向けの教育 月額課金の新規事業として小さく開始
公益社団法人京都市保育園連盟 保育士 京都市から受託した保育士等キャリアアップ研修 天候による延期・中止の解消、定員を超える申込
こども偏食少食ネットワーク協会 保育士や小児科医など子どもの食に関わる専門職 子ども摂食アドバイザー養成講座 第一期の3講座が申込開始から2日で満席

医療機関や介護施設が自施設の職員研修にeラーニングを取り入れる方法は、次の記事で解説しています。

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【医療業界向け】講座を提供する事業者のeラーニング導入事例

医療業界向けに講座を提供する事業者のeラーニング導入事例

医療業界向けの事例は、訪問看護ステーションとクリニックという、職員の数が限られる現場に向けた講座です。どちらも本業で医療機関を支援している企業が、顧客の職員教育の悩みに応えるために講座を立ち上げました。WisdomBaseを導入いただいた2社の例を紹介します。

事例1:訪問看護の法定研修で、受講証明書の発行の手間をほぼゼロにする(株式会社eWeLL)

株式会社eWeLLは、訪問看護ステーション向けのクラウド型電子カルテ「iBow」などを提供している企業です。WisdomBaseは、訪問看護ステーションの従業者が必要な知識やスキルをオンラインで学べる研修「iBow e-Campus 訪問看護 法定研修編」に使われています。法令で定められた必須研修と、実務に役立つ教育コンテンツを提供しています。

以前のシステムにはLMS(学習管理システム)の機能がなく、受講状況の管理と受講証明書の発行に手間がかかっていました。WisdomBaseを選んだ理由は、研修の完了後に受講証明書を自動で発行できること、親・子・孫の階層構造で法人向けの運用ができることなどです。導入後は、受講証明書の作成や送付にかかっていた時間がほぼゼロになりました。動画のスキップを制限し、テストの受験後に受講証明書を出すことで、受講を確実にしています。iBow e-Campusは、580以上の事業所に導入されています(2025年2月時点)(出典:導入事例:株式会社eWeLL)。

事例2:クリニックのスタッフ教育を月額課金の講座にする(株式会社クレドメディカル)

株式会社クレドメディカルは、クリニックの開業後の経営を支援するコンサルティング会社です。支援の中でスタッフの教育に悩むクリニックの先生が多かったことから、クリニックで働くスタッフの教育に特化したeラーニングサービス「クレドメディカラーニング」を立ち上げました。クリニックは欠員が出たときに採用することが多く、先輩スタッフが教えるため、入職の時期や教える人によって教育の質にばらつきが出やすいためです。

新規事業で売上の見込みが立てにくく、初期の費用を抑えたいことが課題でした。クレジットカード決済とサブスクリプション型の課金ができること、操作が簡単なこと、自社の顧客システムと連携できることが決め手になりました。講座は1本5分程度の動画で、朝礼で視聴してその日に取り組むことを決め、一日の終わりに振り返るといった使い方をしているクリニックもあります。利用しているクリニックの先生からは「これまで伝えづらかったことを、別の角度から伝えられて助かっている」という声が届いています(出典:導入事例:株式会社クレドメディカル)。

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【保育・子どもの専門職向け】講座を提供する事業者のeラーニング導入事例

保育・子どもの専門職向けに講座を提供する事業者のeラーニング導入事例

保育・子どもの専門職向けの事例は、保育士のキャリアアップ研修と、子どもの食の悩みに対応する専門職の養成講座です。どちらも修了証の発行が講座の要になっていて、受講したことを確実に記録する仕組みが求められました。WisdomBaseを導入いただいた2つの団体の例を紹介します。

事例3:保育士等キャリアアップ研修をeラーニングにし、定員を超える申込を集める(公益社団法人京都市保育園連盟)

公益社団法人京都市保育園連盟は、京都市内の私立認可保育園・認定こども園268か園が加盟する団体です。京都市から受託している「保育士等キャリアアップ研修」のeラーニング化にWisdomBaseを導入しました。研修は8分野あり、1分野につき15時間以上の受講が必要です。

コロナ禍で対面研修ができずZoomで研修を行っていましたが、接続が途切れる、開始時間に間に合わず受講が認められないといったトラブルがありました。令和5年度から京都府でeラーニングによる研修が認められ、その実施条件として動画の早送り禁止となりすまし防止が必要でした。機能がそろったシステム3社の中から、一定のアカウント数まで定額の料金と、導入後のサポートを評価してWisdomBaseを選んでいます。申込を始めると定員を超える応募があり、Zoom研修と同等の申込がありました。台風や大雪で研修を延期・中止する心配もなくなり、15時間以上受講した人にだけ修了証を出す運用を続けています(出典:導入事例:公益社団法人京都市保育園連盟)。

事例4:子どもの食の専門職を育てる養成講座を、修了証つきで提供する(こども偏食少食ネットワーク協会)

こども偏食少食ネットワーク協会は、子どもの「食」の悩みを抱える保護者と支援者をつなぐ活動をしている団体です。小児科専門医の監修による「子ども摂食アドバイザー養成講座」をWisdomBaseで提供しています。保育士や小児科医など子どもの食に関わる専門職は、保護者から「子どもが食べてくれない」と相談を受けても、教育課程で偏食・少食への対応を学ぶ機会がなく、返答に悩むことが多いためです。

システムには、オリジナルのデザインや文言にカスタマイズできる修了証、理解度を確かめる小テスト、講座の作りやすさを求めていました。受講後もIDを残して学び続けられる場にしたかったため、ID数に応じた月額費用も重視しています。第一期は3講座をリリースし、申込開始から2日で満席になりました。第二期の6講座もすべてほぼ満席で、キャンセル待ちが出た講座もあります(出典:導入事例:こども偏食少食ネットワーク協会)。

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4つの導入事例に共通する成功のポイント

4つの導入事例に共通する成功のポイント

4つの事例を見比べると、医療・保育業界向けの講座をうまく運用している事業者には4つの共通点があります。業界の研修要件に応えながら、運営の手間とコストを抑えている点が特徴です。システムを比べるときのチェック項目として使えます。

修了証・受講証明書を自動で発行する

eWeLLは受講証明書の自動発行で作成・送付の時間をほぼゼロにし、京都市保育園連盟は15時間以上の受講を修了証の条件にしています。業界向けの研修には、受講者が修了を示す書類を求められるものもあります。受講者が増えるほど手作業の発行は負担になるため、修了の条件を満たした人に自動で発行できる仕組みを選びます。

早送り防止などの受講条件で、受講を確実にする

京都市保育園連盟は早送り禁止となりすまし防止を実施条件として満たし、eWeLLは動画のスキップ制限とテストの受験を受講証明書の条件にしました。研修によっては、受講したことを確実に示せる仕組みが実施の前提になります。対象の研修にどのような要件があるかを、システムを選ぶ前に確認しておきます。

事業所ごとに受講者を管理できるようにする

eWeLLは、親・子・孫の階層構造で、事業所ごとに受講状況を管理できる運用を選びました。業界向けの講座では、受講者本人だけでなく、送り出す事業所の管理者も受講状況を知りたいと考えます。事業所単位で受講者をまとめて管理できると、法人単位の申込にも対応しやすくなります。

料金を事業の規模に合わせ、小さく始める

クレドメディカルは新規事業のため初期の費用を抑え、こども偏食少食ネットワーク協会はID数に応じた月額費用を重視しました。京都市保育園連盟も、一定のアカウント数まで定額の料金を評価しています。受講者数が読めない立ち上げの時期は、受講者数や利用期間に合った料金の仕組みを選ぶと、無理なく始められます。

医療・保育業界向けの講座をeラーニングで始める手順

医療・保育業界向けの講座をeラーニングで始める手順

医療・保育業界向けの講座をeラーニングで始めるときは、届ける相手と研修の要件を確かめることから始めます。紹介した事例のように、誰が受講し、修了をどう示すかがはっきりしていると、必要な機能と料金の仕組みを絞り込めます。流れを4つのステップにまとめました。

ステップ やること 決めておくこと
1. 届ける相手と研修の要件を確かめる 受講者の職種と、研修に定められた受講時間・修了条件を確認する 個人申込か事業所単位の申込か、早送り防止などの実施条件
2. 教材と修了の条件を決める 動画・資料・テストをそろえ、修了の基準を決める 1本あたりの動画の長さ、テストの有無、修了証の様式
3. システムを選ぶ 必要な機能と料金の仕組みを比べ、デモで操作を確かめる 修了証の自動発行、受講条件、決済方法、事業所ごとの管理
4. 小さく始めて広げる 一部の講座から公開し、申込と受講の状況を見て講座を増やす 定員、受講期間、講座を追加する時期

受講者が勤務の合間にスマートフォンで受講することも想定し、ステップ3では、受講画面がスマートフォンで見やすいか、受講者向けの操作説明をどう用意するかも確認しておきます。

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医療・保育業界向けのeラーニング事例に関するよくある質問

医療・保育業界向けのeラーニング事例に関するよくある質問

医療・保育業界向けに講座を提供している事業者や、これから始めようとしている事業者から寄せられることの多い質問に、紹介した事例をもとに回答します。修了証の発行、研修の要件、受講者の操作への不安、事業の始め方の4つです。

修了証や受講証明書は自動で発行できますか?

発行できます。株式会社eWeLLは、研修の完了後に受講証明書を自動で発行し、作成や送付にかかっていた時間をほぼゼロにしました。動画の視聴完了やテストの合格を条件にすれば、条件を満たした人にだけ発行できます。

法定研修やキャリアアップ研修をeラーニングで実施できますか?

研修ごとに定められた要件を満たせば実施できます。公益社団法人京都市保育園連盟は、京都府でeラーニングによる研修が認められたことを受け、実施条件である動画の早送り禁止となりすまし防止に対応したうえで、保育士等キャリアアップ研修をeラーニング化しました。要件は研修の種類や自治体によって異なるため、実施する前に所管の機関に確認します。

ITに不慣れな受講者でも受講できますか?

受講できます。京都市保育園連盟は、IT化が進んでいない業界でeラーニングが受け入れられるかを心配していましたが、事前のオリエンテーションで操作を説明し、受講者からの問い合わせも少ないそうです。操作が分かりやすいシステムを選び、受講前に使い方を案内すると安心です。

新規事業として小さく始められますか?

始められます。株式会社クレドメディカルは新規事業で売上の見込みが立てにくいため初期の費用を抑え、こども偏食少食ネットワーク協会は3講座から提供を始めました。受講者数に合った料金の仕組みを選び、反応を見ながら講座を増やしていく方法が取り組みやすいです。

医療・保育業界向けの講座提供ならWisdomBase

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WisdomBase(ウィズダムベース)は、シェアウィズが開発・提供するeラーニングシステムです。動画・音声・PDF・クイズの教材登録、オンライン試験、受講履歴の確認までを1つのシステムで行えます。医療・保育業界で働く人に向けた講座の提供にも使えます。

修了証は「動画の視聴完了」「試験の合格」を条件に自動で発行されます。「特定の動画を視聴しないと試験を受けられない」といった受講条件を設定でき、試験は自動で採点され、合否も自動で判定されます。離席判定のログには、誰がどの動画でいつ離席したかが記録されます。

グループごとに受講できる講座や閲覧権限を分けられるため、事業所単位で受講者を管理する運用にも対応できます。学習履歴と試験結果はCSV・Excelで書き出せるので、受講者や事業所への報告にも使えます。

WisdomBaseの詳しい機能や導入事例をまとめた資料を無料でご用意しています。「提供したい研修の要件に合うか確かめたい」「料金の目安を知りたい」といったご相談やデモ画面のご案内も承りますので、お気軽にお問い合わせください。

WisdomBase製品資料DL

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まとめ

医療・保育業界向けの講座は、受講者の職場に人手の余裕がなく、修了の条件も細かく決まっているため、eラーニングと相性のよい分野です。本記事で紹介した4つの事例では、受講証明書の発行の手間がほぼゼロになる、天候による研修の延期・中止がなくなる、講座が申込開始から2日で満席になるといった成果が出ていました。

成功している事業者に共通するのは、修了証を自動で発行すること、早送り防止などの受講条件で受講を確実にすること、事業所ごとに受講者を管理できるようにすること、料金を事業の規模に合わせて小さく始めることの4つです。提供したい研修の要件を確かめるところから、準備を始めてみてください。