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~知らないと恥ずかしい~サンクコスト(埋没費用)【こっそり学べます】

サンクコストとは

「こんなにお金をかけたのにもったいない」「これまで努力してきたから」こんな理由で、辞めた方がいいかもと思いつつも、続けてしまったことってありませんか?

これは行動経済学の世界で”サンクコスト効果”と呼ばれるもので、合理的な意思決定を妨げてしまうことがあります。今回は、意思決定に大きな影響を与えるサンクコストとは一体何か、サンクコスト効果とはどんなものかについて解説していきます。

行動経済学に興味をお持ちの方は、行動経済学の名著『予想通りに不合理』の内容がまとめられています。こちらの動画も併せてご参考ください。

 サンクコストとは

サンクコストは、既に使ってしまったお金や時間・労力などの既に支払ってしまっており、今からどんな決定をしたとしても支払いを取り消せないコストのことを指します。埋没費用とも呼ばれています。例として、システムの導入や構築にかかった初期費用・習い事にかけた時間などがあります。

サンクコスト効果とは

サンクコスト効果は、サンクコストに気を取られてしまって、非合理的な意思決定をしてしまうことです。埋没費用の誤謬やコンコルド効果とも呼ばれています。と言っても、どんなものかピンときませんよね。理解を深めるために、ここから具体例を紹介していきます。

名前の由来となったコンコルドの事例

まずは、コンコルド効果という名前の由来にもなっているコンコルドの事例から。

1969年、英仏共同開発により、超音速旅客機・コンコルドが誕生しました。開発されたばかりの頃は、近未来的な旅客機として注目を浴び、世界中から注文が殺到しました。

しかしいざ使用するとなると、騒音が激しい、長い滑走路が必要、乗客定員が少ない、価格がファーストクラスの約2割増と利用者が限られる、オイルショックによる原油高騰の影響など様々な理由より、発注がキャンセルに。実際に運行したのはエールフランスとブリティッシュエアウェイズの2社のみでした。

このように、開発間もないころから商業的な失敗は見えていたものの、これまでの費用や時間が水の泡となることを恐れてか、2003年の運行終了まで事業は継続。損失を出し続けてしまうことになりました。

この事例から、サンクコスト効果はコンコルド効果やコンコルドの誤謬などと呼ばれるようになりました。

身近な例①つまらない映画や本

買ってみたもののつまらなかった本や、見始めて少しして思っていたのと違うと感じた映画。面白くなるとも思えないのに、最後まで無理して読んだり見たりしてしまったことはありませんか?

これもサンクコスト効果の影響によるものです。合理的判断をするためには、今後そのコンテンツを面白いと感じる可能性と最後まで面白いと思えなかった場合に無駄になる時間を考えて判断するべきです。

しかし、本や映画のチケット代を損したくない、もったいないという思いが邪魔をして、金銭面だけでなく、時間面でも損をしかねない選択をしてしまうのです。

身近な例②キャリア選択

例えば、薬剤師や介護福祉士など国家資格が必要な仕事に就くために勉強して無事にその職に付いた場合、他の職に就きたいと思ったとしてもサンクコスト効果が働き、現職に留まる選択をするということもあります。

また、職に就く前だとしても、その仕事に就きたいという気持ちが自分の中で薄れていたり、他にやりたいことを見つけていたりする状態であるにも関わらず、これまで勉強してきたから資格だけは…と勉強を続けてしまうこともあります。場合によってはそのまま就職してしまうことも。

必ずしも道を変えることが良いというわけではありませんが、これまでの勉強時間やお金がもったいないという考えにとらわれず、未来のことだけを考えて自分の今後を考えていくことが必要でしょう。

ビジネスでの例①多額の費用や人的コストを投資した新規事業

サンクコスト効果は、日常だけでなく企業の活動にも影響を与えています。

代表的な例の一つとして、赤字になってしまった新規事業が挙げられます。想定していたようには上手くいかず、またこの先も上手くいく可能性が低いにも関わらず、かかった金銭的コストや労力を考え、ズルズルと事業継続してしまいます。

その結果さらに損失が大きくなるとともに、かけた労力は増えていくので、ますます撤退しづらくなってしまうのです。

コンコルドの例も、このパターンと言えるでしょう。

ビジネスでの例②システム導入・構築

ビジネスシーンでよくある例の一つが、システム導入・構築です。

自社で何らかのシステムが新しく必要になると、他社サービスを導入したり自社で構築したりすることがあるかと思います。いざ運用してみるとそのシステムが使いづらかったり、機能面で不十分な点が合ったりした際にも、サンクコスト効果が影響しすぐにシステムを切り替えられないことがあります。

特に、システム導入の場合は全く使えないわけではないことが多いので、「切り替えた方がいいのはわかるけど、もったいないからとりあえずこれでいいか」となってしまいがちなのです。

サンクコスト効果の影響を脱するには

サンクコスト効果に影響を受けてしまうことは、人間としての本能のようなもの。とはいっても、できるだけ合理的な判断をしたいものですよね。ここからはサンクコスト効果を脱するための方法を解説していきます。

サンクコスト効果の影響であることを認識する

自分がサンクコスト効果の罠にハマっているということに気付くことができれば、正しい判断をできるように自分の考えを軌道修正していくことができます。

そのためには、決断をする際にこれは本当に合理的だろうか?サンクコスト効果に影響されたせいではないだろうか?と自分に問いかけることが重要になってきます。

一方で、人間は合理的な判断を阻害する様々なバイアスがかけられた状態で生活しています。しかし、先程も述べたような認知バイアスについて知ることで、自分の思考がバイアスの影響であることに気付くことができます。こちらの動画では、13個ものバイアスについて解説されています。ご興味のある方はご覧ください。

未来のことだけ考える

サンクコスト効果の罠にハマっていると気付いた後は、未来のことだけ考えるように意識するようにしましょう。

当然ながら、過去に使ったお金や時間を取り戻すことはできません。そういった過去のコストには執着せず、何かを決断する際はどの選択をするのが自分や会社の未来が一番良くなるか、に考えを集中して決断するようにしましょう。

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サンクコスト効果は、サンクコストが大きければ大きいほど影響も大きくなります。

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