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「試験官」と「試験監督」の違い~知らないと恥ずかしい~

「試験官」と「試験監督」の違い~知らないと恥ずかしい~

「試験官」と「試験監督」の違いをご存知ですか?同じ意味として使われることの多い言葉ですが、実は少し違いがあります。

試験を行う際は、試験官と試験監督の両方が必要です。そのため、試験を計画する担当者はそれぞれの違いを理解し、適切な役割分担をできるようにしておきましょう。

本記事では「試験官」と「試験監督」の違いや、試験監督の役割などを解説します。今までこの2つの違いが分からず曖昧に使っていた人、必見です!

「試験官」と「試験監督」の違い

「試験官」と「試験監督」は一般的に同様の意味として使われることが多いです。試験中に見回りをしている人のことを「試験官」とも「試験監督」とも呼ぶケースが特に多く見られます。

しかし、実は意味に違いがあるんです。

まず「試験官」とは、辞書によると「試験の実施を直接に担当する人。試験の立ち会い、監督あるいは受験者との面接などを行う」(大辞泉第3版)という意味。試験を行う主催者のや、試験当日の監督者、そして面接を行う面接官のことを「試験官」と呼んでいます。

そう、「試験官」には今回違いを解説する「試験監督」という意味も含まれているのです。試験官は試験監督を含めた試験の担当者のことなので、違いが分からず曖昧になってしまっている人が多くなっています。

では「試験監督」とは、どんな業務を担当する人のことを言うのでしょうか?

試験監督は、試験会場にて問題用紙や解答用紙を配布したり、試験中に見回りをし、カンニング対策をしたりする人のことです。面接の実施を担当することはないため、専門的な知識が必要な場合が少なく、派遣やバイトなどの短期雇用で試験監督を行うケースが多いです。

まとめると「試験官」は試験監督、面接官、試験の実施者のすべてを意味する言葉で、「試験監督」は試験の実施を手助けし、不正行為を予防する役割がある人のことを言います。

試験監督はなぜ必要?試験監督の役割

試験を行う際に試験官が必要な理由は分かりやすいですが、試験監督はなぜ必要なのでしょうか?ここからは試験監督の役割を紹介していきます。

試験会場の設営・準備

試験監督は、試験会場の設営や準備の手伝いをすることがあります。

例えば、机や椅子のセッティングを行ったり、黒板やホワイトボードに必要事項を記載したりします。受験者が到着する1~2時間前に試験会場に行き、試験実施に必要な環境を整えておくのです。

また、受験者が到着したら彼らを試験会場まで案内するのも、試験監督の役割です。特に受験者が多い場合は、受験番号ごとに受験する部屋が異なるケースがあるため、受験者が正しい部屋にたどり着くフォローが必要になります。そのために別途人員を配置する場合もありますね。。

試験の前に注意事項や概要を説明

試験の前に、注意事項や試験の概要を説明するのも試験監督の役割です。

試験をスムーズに進めるためには、「電子機器をカバンの中に入れる」「筆記用具などが落下した場合は挙手で伝える」などの注意事項を伝える必要がありますよね。

ここで、分かりやすく正しい情報を試験監督が伝えられると、試験中の混乱を防げるほか、受験者が試験に集中できるようになります。

問題用紙や解答用紙の配布、回収

試験開始前に問題用紙や解答用紙を配布し、試験終了後にこれらを回収するのも試験監督の役割です。

用紙の配布は問題なく行えることが多いですが、試験終了後に用紙を回収するときは、さらに気を配る必要があります。正確に数を数え、受験者全員の用紙を回収したか確認しましょう。もし解答用紙を紛失することがあれば、その受験者の採点ができず、一大事になってしまいます。

名前や受験番号などの記入漏れがないかも確認しましょう。シンプルな業務ですが、ミスがないよう、細心の注意が必要です。

受験票の顔写真で本人確認

試験監督は、受験票の顔写真と実際の受験者が同一人物か確認し、本人確認を行います。

通常は、試験が開始されてから一人一人に顔を上げてもらい、受験票の顔写真と同一人物かを確認します。受験票に顔写真が載っていない場合でも、名前や生年月日が本人確認書類と同一かを確認するのです。

試験監督が本人確認を行うことで替え玉受験の予防になり、公平な試験の実施を可能にしています。

試験中に見回りカンニングを予防

また、試験監督といえば、試験中に試験会場の見回りをして不正行為を予防する姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

隣の人の解答を見る、参考書や教材などを見る、電子機器を使う、などの不正行為が行われないように、試験監督は試験会場の隅々にまで目を配る必要があります。一つの試験会場に複数の試験監督がいると、常にすべての受験者の行動を把握できるため、カンニング予防には複数の試験監督を配置するのが最適です。

試験監督を準備するコストは?

このように、オフラインで試験では試験監督が必要です。試験監督がいないと、試験会場の運営が難しくなり、不正行為も行いやすくなってしまいます。

そこで試験監督を雇うコストを考えてみました。派遣やバイトなどを雇用する場合は、時給1,000円〜1,500円、日給8,000円ほどです。

しかし、社内試験などを行う場合は、試験に機密情報が含まれることが多いですよね。そのため、外部から試験監督を派遣することは難しく、社員が試験監督業務を行うことになります。しかし、日常業務が忙しい中、社内で試験監督業務まで行うことへの負荷も大きいですよね。

ところが、オンライン試験を導入すれば、試験監督業務がまるまる必要なくなります。

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