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社会保険労務士(社労士)試験のカンニング対策とは?【国家試験カンニング対策研究】

社労士試験のカンニング対策

社会保険労務士(以降:社労士)は、企業が経営を効率化するために、人事・労務管理全般に関する助言をする人を指します。

社労士になるには、年に1度行われる国家試験に合格しなければなりません。しかし近年の合格率はわずか6〜7%ほど!あまりの厳しさに、「もうカンニングする以外ないのでは…」と思い詰めている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、社労士試験のカンニング対策ってどうなってるの?カンニングしたらどうなるの?などの疑問にお答えします!

社労士試験って? 

まずは、そもそも社労士試験がどのようなものなのかご紹介します。

社労士試験の概要

国家試験である社労士試験は、毎年8月の下旬に行われ、10月〜11月ごろに合格発表があります。

試験は「選択式」と「択一式」の2種類に分かれています。お昼を挟んで午前80分の・午後210分の1日かけて行われる長丁場の試験です。両方の試験で合格基準点を超えないと、不合格とされます。

社労士試験は、すべてマークシート式で行われるのも特徴です。「記述式じゃないならわりと簡単なのでは?」と感じますが、細かい論点を問う問題が多く出題されるので、楽に合格できるものではありません。実際、社労士試験は近年の合格率が6〜7%前後で推移していて、2015年には2.6%を記録したこともあります。社労士試験は、国家試験のなかでも難易度が高いものなのです。

どんな科目があるの?

社労士試験では、以下の10科目から出題されます。

  1. 労働基準法
  2. 労働安全衛生法
  3. 労働者災害補償保険法
  4. 雇用保険法
  5. 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
  6. 労務管理その他の労働に関する一般常識
  7. 健康保険法
  8. 厚生年金保険法
  9. 国民年金法
  10. 社会保険に関する一般常識

社労士は「社会保険労務士」の名称からもわかる通り、保険に関する法律を中心に深く学ぶ必要があることがわかりますね。

こちらの動画では、択一式の実践的な勉強方法を紹介していますので、参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

社労士は試験に合格しただけではなれない!?

実は社労士は、試験に合格したからといって、すぐに社労士として活躍できるわけではありません!

合格した人は「社会保険労務士試験合格者」となりますが、社労士になるには「全国社会保険労務士会連合会」に登録したうえで、さらに都道府県の社会保険労務士会への入会が必要です。

そのためには実務経験が2年以上必要で、経験が不足している場合には「事務指定講習」を受講しなければなりません。実際に社労士として活躍する道のりは、かなり険しいものなのです。

社労士の仕事については、こちらの動画でわかりやすく紹介されているので興味のある方はご覧ください。

社労士試験のカンニング対策

社労士試験でどのようなカンニング対策が取られているのか調べてみました!

あやしい場合は写真つきの身分証明書で本人確認!

社労士試験を申し込むときには、願書に顔写真を貼ります。しかし当日「受験票の写真と全然違うんだけど…」と、替え玉受験を疑われた場合には、試験時間中であっても写真付きの身分証明書で本人確認が行われます。

受験票の証明写真は「3か月以内に撮影されたもの」とされているのに、ものすごく髪が伸びていたら不自然ですよね。「昔撮った証明写真があるから」と、今と風貌が違う写真を使うのはやめておいた方が良いでしょう。

携帯電話やスマートウォッチなど電子機器は使用禁止!

携帯電話やスマートウォッチなどは、試験中の使用が禁止されています。持ち込み自体は認められていますが、必ず電源を切らなければなりません。試験中に音が鳴るのはもちろん、バイブレーションが作動しただけでも「電源を切っていなかった」として失格となってしまいます!

また、腕時計が「スマートウォッチに見える?」と思われたときには、試験時間中でも確認されることがあるそうです。原則として試験会場には時計がないとされているので、試験に集中するためにはひと目で普通の腕時計とわかるものを持っていきましょう。

先輩社労士が試験監督となり厳しい監視!

ほかの国家試験と同様に、試験監督による監視も当然ながら行われます。試験監督は不正行為がなされていないかチェックする専門の仕事である以上、厳しい目で会場を監視してるので、カンニングすること自体かなり困難です。

試験監督についてはこちらの記事でもご紹介しています。

また、基本的に社労士試験では、現役社労士の方々が試験監督を担当します。 今後一緒に働くことになるかもしれない先輩社労士の前で、不正行為を働くようなマネは絶対に避けましょう!

社労士試験でカンニングするとどうなる!?

社労士試験でカンニングなどの不正行為をした場合には、「受験を中止させ退室を命じることがあります」と受験案内に明記されています。さらに「試験会場・試験室内の秩序を乱す行為、他の受験者に迷惑を及ぼす行為」についても同様とされています。

今年(2021年)の大学入学共通テストでマスクから鼻を出したまま試験を受けて、再三の注意を受けても従わなかった「鼻マスク男事件」を覚えている方も多いのではないでしょうか。試験前に別室に移動させられるなどした周りの受験生にとっては、本当にいい迷惑ですよね…。試験に集中できなかった受験生もいたのではと同情します。

カンニングで退室させられるような騒ぎを起こすのは、ほかの受験生にも迷惑です。自分の人生を棒に振るだけでなく、人の人生に悪影響を及ぼすことにもなりかねないので絶対にやめましょう!

WisdomBaseならカンニング対策を講じたオンラインテストが実現できる!

WisdomBase

オンライン試験を実施したいと考えはするものの、カンニング対策がネックとなって導入に踏み切れない企業や学校も多いようです。最新式のカンニング防止機能が備わったWisdomBaseなら、カンニング対策を講じたオンラインテストを実現できます!

社労士試験でも念入りに確認される「替え玉受験」防止には、以下の機能で対応します。

  • 顔認証を用いて受験申込時と受験開始時の顔の照合

試験監督が一人ひとり受験票と顔を照らし合わせて確認する手間が不要になるので、モニターの監視だけに集中することが可能です。

さらに受験中にほかのページで検索するなどの不正行為については、以下の機能で検知してカンニングを防ぎます。

  • パソコンのインカメラで受験者の顔を監視
  • 試験ページからの離脱や他のサイトを見るなどの行為をしたらスクリーンショットで撮影

このように、オンラインテストなら受験者ひとりひとりを常時監視し、行動記録も残せます。万一不正行為があって処分した場合には、証拠として採用できるのもメリットです。

肝心の問題作成に関しては、社労士試験のような択一式・選択式はもちろん、動画問題・ファイル提出式などオンラインならではの形式まで幅広く対応可能です。

WisdomBaseについてのご質問やご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせしてください!

また「初めてのオンラインテストの導入がスムーズにできるのか不安💦」「動画配信システム導入後の成功事例を知りたい‼」といった方のために、以下のようなお役立ち資料もご用意しています。

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