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【もっと知りたい!】成長にコミット!東京理科大学のリカレント教育

東京理科大学のリカレント教育

日本人の多くは、20歳代までにさまざまな教育機関で知識や技術を習得し、その後社会人として活躍し続けます。しかし、日本人の平均寿命が延びる一方で社会状況も変化し、「人生100年時代」と言われるなか、今後は更に長い期間にわたって働くことになることは、もはや疑う余地がありません。

そういった社会背景もあり、社会人の学び直しである「リカレント教育」が注目を集めるようになりました。多くの大学が社会人の学び直しをサポートしていますが、今回はそのなかから「東京理科大学」をピックアップし、内容を深掘りしていきます!

なお、掲載している情報は2021年7月現在のものです。詳細は東京理科大学の公式サイトをご確認ください。またリカレント教育について基礎から知りたい人は、ぜひこちらの解説記事をご覧ください。

東京理科大学で行われているリカレント教育

東京理科大学は、1949年に設立された理学・工学・薬学・経営学などを包括する私立大学で、理科大(りかだい)や東理大(とうりだい)とも呼ばれます。

東京理科大学では、「生涯現役」を目指して知識・見識を高めたい、あるいは豊かな教養を身に付けたい人を対象として、以下の3つの「社会人教育・リカレント教育」の場を提供しています。

  • 履修証明プログラム
  • 東京理科大学オープンカレッジ
  • 学び直し/社会人向け入試

それぞれの内容を詳しく紹介していきます!

履修証明プログラム

東京理科大学の履修証明プログラムは、さまざまな目的で「専門的な知識や幅広い教養を習得したい」と希望する社会人を対象とした教育プログラムです。

東京理科大学では、以下のプログラムを用意しています。

プログラム名

対象者

SAS認定プログラム

統計ソフトであるSASを用いてデータ解析をしたい人

データサイエンスプログラム

データを利用するうえで、基礎的な数理統計学や機械学習の知識、プログラミング技術を習得したい人

数理情報プログラム

数理情報科学の基本的な概念を習得し、基礎的な数値計算の知識やプログラミング技術を得たい人

統計学入門プログラム

数理統計学に必要な基礎的な確率統計の理論や、それに基づく実際の統計解析の技術を得たい人

数理モデリングプログラム

さまざまな現象の数学解析を知りたい人

数学リテラシープログラム

数学的素養を身につけたい人

微分幾何入門プログラム

広い意味で微分幾何やその関連分野の基礎を身につけて計算を実行できるようになりたい人

各プログラムとも、総時間数は60時間以上とされています。プログラムを終了した人には、学校教育法の規定に基づくプログラムを終了したことを証明する、「履修証明書」が交付されます。

東京理科大学オープンカレッジ

東京理科大学オープンカレッジは、2018年に開設された、実務的で社会人として有用な知識や技術を習得できる「社会人教育・リカレント教育」の開かれた学びの場です。実業界のリーダーやイノベーションを生み出せる人材育成を目的に、「学び取る深さ」や「扱う幅の広さ」といった、オープンカレッジならではの特徴を活かして「ビジネス講座」と「教養講座」いう大きく2つの種類に分かれたさまざまな講座が用意されています。

ビジネス講座

ビジネス講座は、以下の5つのカテゴリーに関する講座が用意されています。

  • マネジメント
  • ヒューマンリソース
  • ストラテジー
  • ファイナンス
  • デジタル戦略

それぞれの領域は、対象者によってさらに3つのクラスに分けられています。

  • Executive & Managementクラス:主に役員や管理職上級者が対象
  • Leader & Staffクラス:若手管理職や管理職志望層が対象
  • 共通:上記の両方にまたがるクラス

講座概要を開くと、カテゴリーとクラスが明記されているので、自身の学びたい内容にマッチする講座を選ぶ目安にするといいでしょう。

また上記とは別に、ビジネスパーソンとしての各種実践スキルを身につけて、知識・教養を体系的に理解するための「スキル・ブラッシュアップ」講座も用意されています。

教養講座

生涯現役でいるために身につけておきたい、「サイエンス」「ライフアップ」などについて学ぶ講座です。

教養は、ビジネスにおいて意思決定する際の決断力…つまり経営者にとっての「覚悟の源」となるため重要な学びの要素です。また、中堅管理職層にとっては、教養は物事を深く考えるうえでの土台を形成することに繋がります。

これまでの開催実績として、「サイエンス」分野で「老いを科学する」「酵素ってなんだろう?」、「教養」分野で「90分で読書速度UP!楽読入門講座」「漫才師に学ぶ 伝えるための技法」などといった、ユニークで興味深い講座が開かれています。

多くの講座が会場とオンラインのどちらでも受講できるようになっているため、スケジュールの都合にあわせて、まずは興味のある講座から参加してみてはいかがでしょうか。

学び直し/社会人向け入試

東京理科大学では、大学に再入学して本格的にリカレント教育を実践したい人に向けて、以下のような社会人向けの入試制度を用意しています。

 

入学試験

対象

大学入試

社会人特別選抜(1年次入学)

理学部第二部

社会人特別選抜(2・3年次編入学)

理学部第二部

社会人特別選抜(3年次編入学 夜間主社会人コース

工学部建築学科

大学院入試

社会人特別選抜(博士課程)

薬学研究科、工学研究科、理工学研究科

社会人特別選抜

(博士課程・博士後期課程)

理学研究科、薬学研究科、工学研究科、理工学研究科、先進工学研究科、生命科学研究科、経営学研究科

専門職大学院入試

一般選抜(専門職学位課程)

経営学研究科 技術経営専攻

専攻科入試

一般選抜(理学専攻科)

数学専攻

社会人特別選抜(理学専攻科)

数学専攻

基本的に「社会人」とは、現在学籍を有しない人を指し、入試ごとに最終学歴や過去の大学在学年数・修得単位などに細かな受験条件が定められています。

2021年度には大学の社会人特別選抜で19人が志願し18名が合格、夜間主社会人コースでは32人が出願し28名が合格するなど、多くの社会人が学び直しをスタートさせています。書類審査及びZoomを使用したオンライン面接(口頭試験も)が選考方法とのことでした。今後長く働き続けるために、知識やスキルをさらに向上させるのであれば、本格的な学び直しも検討してみるといいでしょう。

東京理科大学のリカレント教育の特徴

東京理科大学のリカレント教育は、社会人入試で大学に再入学する本格的な学び直しだけではなく、専門的な分野に特化した履修証明プログラム、そして社会人を続けながら知識と教養を深めるオープンカレッジと、自身の目的にあわせて学び方を選べることが特徴です。

しかし、現在多くの大学が開講しているオープンカレッジのような講座は、「受講して本当に役立つのだろうか?」「成長できるのだろうか?」と疑問に感じるのではないでしょうか。実際ただ受講するだけで、十分なフィードバックがなく、不満に感じている人もいるでしょう。

そこで東京理科大学では、オープンカレッジの一部講座に、自分が伸ばしたい「ビジネスを実践する力」を測定出来る「成長スケール」を導入しているそうです。従来の「効果が見えない講座」ではなく、「成長にコミットする」ことを目指す東京理科大学のリカレント教育は、今後のますますの発展が期待できますね!

東京理科大学の社会人向け講座のオンライン学習環境は?

東京理科大学では、コロナ禍の影響を受けた2020年度には、多くの授業や試験をオンラインで実施しました。2021年度は前年の経験を踏まえ、「感染症拡大防止」と「対面による学修機会の確保」の両立と教育・学修の質の向上を目指し、「ハイフレックス型授業」(一つの授業を対面とオンラインで同時に行う形式)を中心に実施しています。

東京理科大学オープンカレッジにおいても、ほとんどすべての講座について、オンラインと会場の両方で開くハイフレックス型とし、受講者の状況にあわせて受講方法を選択できるようになっていることが特徴です。

オンラインでの受講を希望するものの、慣れない人に対しては、録画動画を用意するなどキメ細かにサポートを実施しているようです。

オンラインで講座を開講すると、地理的な問題をクリアして多くの受講者を集められるメリットがあります。しかしリカレント教育を行うにあたり、Zoomで講座を開くだけでは物足りない…と感じる運営担当者もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんなときにオススメしたいのが、WisdomBase(ウィズダムベース)です!

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リカレント教育を実践するうえで、オンデマンドやリアルタイムで動画を配信するだけではなく、受講者の学習進度管理やオンライン試験を行えたら…と考えていませんか?WisdomBaseは、そのような様々な課題解決に役立つ機能が豊富なので、リカレント教育を適正に進めるのに役立ちます。

  • 動画・音声・PDF・Zoomなど、講座の内容に合わせて受講生に配信できる
  • 1つのシステム内でペーパーレスのテストも実施できる
  • 受講生ごとの進捗の確認・管理ができる

オンラインテストは自校で問題の作成から採点まで行える上、替え玉受験やカンニングを防ぐ機能も備わっていることも特徴です。

また、WisdomBaseはSaaS型システムであるため、運用・導入コストを抑えてスモールスタートできることも特徴です。一般的なクラウドサービスとは異なり、自校のWebサイトのドメイン配下にシステムを構築できるので、セキュリティ面でも安心です。WisdomBaseについての具体的なご相談はこちらからお問い合わせください😀

なお「初めてのオンラインテストの導入がスムーズにできるのか不安💦」「動画配信システム導入後の成功事例を知りたい!」といった方のために、以下のようなお役立ち資料もご用意しています。

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