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人材採用テスト完全ガイド|種類・費用・主要5社比較と選び方

「人材採用テストをオンライン化したいが、どれを選べばいいかわからない」 「コストを抑えつつ、面接だけでは見抜けない適性をしっかり見極めたい」

テレワークの普及や採用競争の激化に伴い、こうした課題を持つ人事担当者様が増えています。 人材採用テストとは、一般的に「適性検査」と呼ばれるものであり、応募者の能力や性格を客観的に測定する重要なツールです。

しかし、SPIや玉手箱など種類が多く、実施形式や費用もバラバラなため、自社に最適なものを選ぶのは簡単ではありません。

そこで本記事では、人材採用テスト(適性検査)の種類や選び方、主要サービス5選の費用比較、さらには自社に合う人材を見極めるための活用戦略について徹底解説します。

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人材採用テスト(適性検査)とは?

人材採用テスト(適性検査)は、求職者の能力・性格・行動特性を客観的に測定するためのテストです。書類選考や面接だけでは見極めにくい部分を補完し、より自社に適した人材を選ぶために活用されます。

導入の主な目的は以下の通りです。

  • 見極め力の強化: 応募者の素質を確認し、自社の求める人材との合致度合いを測ります。
  • 面接の補助: テスト結果を参考にすることで、面接で聞くべきポイントを明確にし、主観による評価の偏りを防ぎます。
  • 配属・育成への活用: 入社後の配属先の検討や、上司が部下を指導する際の参考情報として活用します。

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【目的別】テストの種類と選び方

人材採用テストは大きく「能力検査」と「性格検査」に分かれます。目的に応じて使い分けることが重要です。

能力検査(知的能力)

「言語(国語力)」、「非言語(数理・計算力)」、「論理的思考力」、「英語」などを測定します。 業務遂行に必要な基礎的な処理能力や地頭の良さを測るために用いられます。応募者が多い場合のスクリーニング(足切り)や、論理的思考力が求められる総合職・エンジニア職の採用で重視されます。

性格検査(パーソナリティ)

行動特性、意欲、情緒的安定性、価値観などを測定します。 「どのような環境で力を発揮するか」「ストレス耐性はどうか」といった内面を可視化します。近年は、早期離職を防ぐために「ストレス耐性」や、企業風土との相性を測る「カルチャーフィット」を重視する傾向にあります。

一般的な費用相場と実施フロー

導入にあたって気になる費用感と、一般的な実施の流れについて解説します。

費用相場

人材採用テストの費用は、サービスや受検方式によって異なりますが、受検者1名あたり数百円から数千円程度が相場です。これに加え、初期費用や年間利用料がかかる場合もあります。

  • 従量課金制: 受検者1名ごとに費用が発生します(例:1名あたり2,000円〜4,000円程度)。
  • 定額制: 年間利用料を支払うことで、一定人数まで受け放題になるプランです。採用人数が多い企業に向いています。

例えば、代表的なSPI3の場合、テストセンター受検で約5,500円、Webテスティングで約4,000円が目安となります。

実施フローとタイミング

テストを実施するタイミングは、採用戦略によって使い分けます。

書類選考後(面接前)

応募者が多い場合に、一定の基準で絞り込むために実施します。面接官がテスト結果を見ながら質問できるメリットがあります。

面接と同時

来社回数を減らし、応募者の負担を軽減できます。選考のスピード感を重視する場合に有効です。

最終面接後

採用の合否判定だけでなく、入社後の配属や育成プランを検討するために実施します。内定者の動機づけ(フィードバック面談)に活用するケースもあります。

【一覧比較】主要サービス5選

日本国内で広く導入されている代表的な5つの人材採用テストをご紹介します。 ※費用は実施方式やプランにより異なるため、目安としてご参照ください。

サービス名

提供元

費用目安(税別)

特徴

向いている企業

1. SPI3

リクルートMS

テストセンター: 5,500円/人

Web: 4,000円/人

シェアNo.1。能力・性格をバランスよく測定

大手から中小まで全般的

2. 玉手箱

日本SHL

受検料: 600円/人〜

※別途、年間利用料(120万円〜)あり

問題数が多い。正確性とスピードを重視

金融・コンサル・大手

3. GAB

日本SHL

受検料: 600円/人〜

※別途、年間利用料(120万円〜)あり

高難易度。論理的思考力・将来のマネジメント適性

総合商社・証券・専門職

4. CAB

日本SHL

受検料: 3,200円/人〜

※年間利用料あり

SE・PG特化。法則性や暗号など情報処理能力を測定

IT企業・システム職

5. IMAGES

日本SHL

受検料: 2,300円/人

※別途、冊子代(230円/冊)あり

簡易版GAB。短時間で素養を測定

受検者が多い企業の初期選考

1. SPI3

リクルートマネジメントソリューションズ社が提供する、国内で最も利用されている適性検査です。信頼性が高く、性格検査では「仕事への適性」や「組織への適応性」を細かく分析します。テストセンター、Web、インハウスなど多様な受検方式に対応しています。

URL: https://www.spi.recruit.co.jp/

2. 玉手箱

日本SHL社が提供するWebテストです。1問あたりの回答時間が短く、事務処理能力の速さと正確性が求められます。初期選考や母集団形成によく活用されますが、導入には年間利用料などの固定費がかかるケースが多いため、採用人数の多い企業向きです。

URL: https://www.shl.co.jp/service/assessment/tamatebako3/

3. GAB

新卒総合職向けのテストで、知的能力とパーソナリティを測定します。長文読解や図表の読み取りなど難易度が高く、将来のマネジメント適性や営業職への適性を深く分析できます。

URL: https://www.shl.co.jp/service/assessment/gab/

4. CAB

IT職の採用に特化したテストです。「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」といった独自の科目で構成され、論理的思考力やシステムエンジニアとしての適性を測ります。

URL: https://www.shl.co.jp/service/assessment/cab/

5. IMAGES (イメジズ)

「GAB」の簡易版です。試験時間が短く、言語・計数・英語の基礎能力をスピーディーに測定できるため、大規模採用の初期スクリーニングに適しています。

URL: https://www.shl.co.jp/service/assessment/images/

オンライン vs 紙・テストセンターの比較

テストの実施形式には、Webテスト、テストセンター、紙(マークシート)などがあります。それぞれのメリット・デメリットを比較し、自社の環境に合わせて選びましょう。

Webテスト(自宅受検)

場所や時間を選ばず実施できるため、遠方の応募者にも対応しやすく、コストも比較的抑えられます。一方で、替え玉受検などの不正リスク対策が必要です。

テストセンター

専用会場で監督者の監視下にて実施するため、本人確認が厳格で不正防止に最適です。ただし、会場予約の手間やコストがかかります。

紙(マークシート)・インハウスCBT

自社で実施するため、会場費などのコストを抑えやすく、選考と同じ日に実施できるメリットがあります。採点や運営の手間が発生する点には注意が必要です。

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自社に合う人材を見極めるポイント(既存テストの限界)

人材採用テストを導入しても、うまく活用できなければミスマッチは防げません。

まず注意したいのが、性格特性を見極める際、つい「一般的によいとされる基準」で判断してしまうことです。 例えば、「営業職=ストレス耐性が高く、外交的な人が良い」というステレオタイプで採用した結果、実は「顧客に寄り添う共感力が高い人」こそが活躍できる職場だった、というケースがあります。

一般的なテスト結果を鵜呑みにせず、「自社で活躍している社員」の特性を分析し、独自の基準を持つことが重要です。

また、既存のパッケージ型テストには限界があることも理解しておく必要があります。SPIなどは汎用的で便利ですが、「自社特有の専門スキル」や「実務知識」までは測定できません。エンジニアのコーディングスキルや、自社商材の基礎知識など、即戦力性を測るためには、既存のテストに加え「自社オリジナルの試験」を組み合わせるのが効果的です。

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