「採用活動における筆記試験をオンライン化したい」コロナ禍の影響もあり、最近こういったお声を聞くことが増えてきました。
そこで今回は、主要なオンラインテストサービスの紹介と共に、試験で見極めるべき重要ポイントについてお伝えします!
主要オンラインテストサービス 5選
1.SPI (Synthetic Personality Inventory)
リクルートマネジメントソリューションズ社が提供。出題科目は言語(国語)・非言語(数学)及び性格検査です。
性格検査では、約300問の質問により性格を18種類に分類。その分類から仕事上の人柄や、適応力を知ることができます。
能力検査では、どのような仕事にも共通して求められる基礎能力を検査します。新卒・中途などの経験や、事務職・営業職といった職種に合わせた能力検査をすることも可能です。
2. 玉手箱
日本SHL社が提供している、トップシェアを誇るオンラインテスト。SPIと同様に能力テストと性格テストで構成されています。
問題形式は科目ごとに複数あり、後述するGAB形式とIMAGES形式の問題を組み合わせた構成です。
3. GAB (Graduate Aptitude Battery)
GABは、日本SHL社提供の新卒採用のためのテスト。元々は紙のマークシートのみの試験だったものの2012年よりオンラインテストも利用可能になりました。
知的能力・能力特性・マネジメントや職務の適性について知ることができます。英語でも同様のテストが受けられるため、グローバル企業に適しているテストと言えるでしょう。
4. CAB (Computer Aptitude Battery)
CABは、日本SHL社提供のSEやプログラマーなどのIT職採用に特化したオンラインテスト。暗算・法則性・命令表・暗号の4科目と性格検査から構成されています。
IT専門職に対する適性と共に、バイタリティやストレス耐性も調べることができるテストです。
5. IMAGES (イメジズ)
試験時間が短く、スピーディーに実施選考。たくさんの応募者を一度にふるいにかけられることから、応募者数の多い企業に好まれる適性検査です。
採用試験で重視するのは能力?性格?
ここまで、主要なオンラインテストサービスの紹介をしてきました。
どのテストも能力と性格の両方を測定できるものでした。
採用試験では能力と性格の両方をしっかり測定する必要があります。
特に、人間の根底にあり変容されること自体が難しい性格特性はしっかりと見極める必要があります。能力については入社後に補えるものもありますが、性格は簡単に変えることはできません。
求職者の性格特性との間に、乖離がある風土の企業や職種で働くことは、社員の心身に多大な負荷をかけることになります。違和感やストレスが蓄積され、継続が困難となり離職に繋がってしまう可能性もあります。
せっかく入社した社員が企業カルチャーとマッチせず、すぐにやめてしまうという状況を作りださないためにも、性格診断には十分な対策を行いましょう。
採用フロー全体を通して、各ステップで、スキルを測定するのか、性格を診断するのかをデザインすることが大切です。
オンラインテストを選定する際も、まずはスキルレベルを素早くオンラインテストで測定し、その後の面接で性格を見極めていくのか、または、オンラインテストで性格の傾向を見極め、面接で詳細なカルチャーマッチや、スキルチェックを行うのかを決めた上で、オンラインテストが担うべき役割を定義し、適切なテストを選定しましょう。
自社に合う人材を見極めるためには
性格特性を見極める際にありがちなミスが、自社基準ではなく一般的に良いとされている基準に基づいて判断してしまうことです。
例えば、ストレス耐性が低くとも相手の気持ちに寄り添うことに長けている人が活躍している営業職の募集であるにも関わらず、「営業=ストレス耐性が強い方が良い」というステレオタイプに引っ張られ、ストレス耐性の強い人ばかり採用してしまうといった例が挙げられます。
このようなミスマッチを防ぐためには、各部署で活躍している人の性格特性を測ったり、どのような性格特性を持った人が自分たちの組織に必要かを話し合ったりすることで、明確な性格特性の基準を策定し、その基準に基づいて判断することが必要です。
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一方、せっかく自社基準を設定しても、本日紹介したような従来のオンラインテストでは質問が画一化されているため、自社基準に沿った運用ができない場合も…
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