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市役所(公務員)試験のカンニング対策とは?【公務員試験カンニング対策研究】

市役所試験のカンニング対策

コロナ禍で社会的な不安感が高まってきている今、安定した職業を目指して「市役所に勤務したい」と市役所試験の受験を検討している人も多いのではないでしょうか?なんとしてでも合格したい!と思うがあまり、カンニングの誘惑と戦っている人も、もしかしたらいるかもしれません。

そこで今回は、市役所試験ではどのようなカンニング対策が取られているのか、カンニングがバレたらどうなるのかを調べてみました!

市役所試験とは

まずは、市役所試験とはどのようなものなのか、日程や試験内容を確認しておきましょう。

市役所試験って?

市役所試験とは、市役所で働くために受ける試験のことです。市役所の職人は地方公務員であるため、地方公務員試験を受けて合格する必要があります。

試験はいつ実施されるの?

市役所試験は、以下のような4回の日程のうち、いずれかで行われるのが一般的です。

A日程

例年6月第4週の日曜日

B日程

例年7月第2週の日曜日

C日程

例年9月第3週の日曜日

D日程

例年10月第3週の日曜日


A日程は、都道府県や多くの政令指定都市で地方上級試験が行われるのと同日に、試験が行われます。もっとも多くの市が試験を行うのはC日程です。B日程、D日程を選ぶ市もあれば、独自で試験を行うところも、数は少ないですがあります。

試験は必ずしも例年通りの日程で行われるとは限りません。また、小さな自治体では、毎年必ず試験を実施するのではなく、状況によっては採用を見送る年もあります。

自身が受験を考えている市役所が、希望する年に採用試験を実施するのか、どの日程で試験を行うのかは、必ず最新情報を参考にしてください。

試験の内容はどんなもの?

市役所試験の内容は、市によってさまざまですが、一般的には以下のパターンが多いようです。

1次試験

教養試験・専門試験・論文 など

2次試験

面接・適性検査 など


近年は採用区分別の専門試験を課す市は減ってきており、「1次試験は教養試験のみ」とするところが多くみられます。

しかし政令指定都市と同じ日に実施されるA日程においては、専門試験も課されることがほとんどで、ほかの日程よりは難易度も高めといわれています。なかにはA日程でも教養試験のみとする市もありますが、基本的には専門試験対策が必要になると考えておくのが賢明です。

市役所試験でカンニングするとどうなる!?

市役所試験においてカンニングすると、当然ながら不正行為とされ、なんらかの対処がなされます。どのような対応がされるのかは、市役所試験の受験案内や受験票などに明記されているのが一般的です。

例えば令和2年の岸和田市職員採用試験の受験票には、「不正行為のあった者には退場を命ずる」と記載されています。また、同じく令和2年の浜松市の職員採用試験案内には、「試験中の不正行為が確認された場合、成績のいかんにかかわらず失格とする」といった内容が書かれています。

当然ですが、不正行為をしてしまえば、どれだけ成績優秀な人物であっても、採用されることはありません。

不正行為をするつもりはなくても、当日緊張してソワソワしてしまうと、カンニングと疑われてしまうかもしれません。前日はゆっくりと休むなどしてリラックスして試験に挑んでくださいね!

市役所試験のカンニング対策

それでは市役所試験では、どのようなカンニング対策が講じられているのでしょうか?

具体的な対策を公開しては裏をかかれてしまうためなのか、それとも公務員を目指すような人物がカンニングをすることは想定していないためなのでしょうか?具体的にどのようなカンニング対策を施しているのかを、明らかにしている自治体は見当たりませんでした。

しかし、これはカンニングなどの不正対策にあたると思えるものが各試験の募集要項などでの記載でいくつか見つかりましたのでご紹介します。

写真や身分証明書での本人確認

一般的にはほとんどの市役所で、受験票に本人の写真添付を求め、当日写真と照らし合わせて本人確認を行うことで、まずは替え玉受験を防止しています。なかにはさらに試験受験時に、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどで、しっかりと本人確認をするところもあるようです。

電子通信機器の使用禁止

試験中には、スマホやスマートウォッチなどの電子通信機器などの使用が禁止されるのも一般的です。一見、途中で着信音が鳴って迷惑をかけないように…と配慮しているようにも思えますが、カンニング対策も理由のひとつであることは間違いないでしょう。そうなると携帯電話を時計代わりに使用することもできないので、会場に時計があるとは思いますが、アナログの腕時計があると安心ですね。

シャーペンの使用禁止

シャーペンを禁止している市もありました。シャーペンだとマークシートの回答を読み取りにくいといった理由が大きそうですが、カンニング防止を兼ねている可能性もありますね。実際シャーペンの軸にカンニングペーパーを仕込むのは、古典的な方法なので、実践できるとはとても思えませんが…。

試験監督者による監視

市役所試験の会場は、市によってさまざまで、市役所の庁舎で行うところもあれば、市内にある高校や大学などの教育機関を活用するケースも見られます。試験会場では、当然試験監督者による監視が行われています。

このように市役所試験では、ごく一般的なカンニング対策が中心となっているようです。「法令遵守が義務づけられる公務員を目指そうとしている以上、不正行為が許されないのは当然理解している」との前提で、試験が行われているのは明らかですね。

WisdomBaseならカンニング対策を講じたオンラインテストが実現できる!

2021年7月現在、市役所試験をオンラインで実施しているところは確認できませんでしたが、最近は様々な試験にオンライン方式が採用されることも増えてきています。

たとえば、一橋大学さんの2021年度外国人留学生向けの日本語プレイスメントテストの基盤システム構築や、大和リースさんの昇進試験のオンライン化を、WisdomBaseで支援させていただきました。

WisdomBaseとは、従来のペーパー試験をオンライン化するために必要な、あらゆる機能を網羅したシステムです。オンライン試験を実現するときに、もっとも気になる「カンニング対策」には、以下のような機能を備えています。

  • タブ切り替え時の警告表示
  • テキストコピーや右クリックの禁止

さらに2021年6月には、以下の機能もリリースされました!

  • パソコンのインカメラで顔を照合、替え玉受験を防止
  • ほかのサイトを見ていないかを見張る、デスクトップ監視ツール

詳しい内容はこちらのページをご覧ください。

テスト問題の作成においても、選択問題や穴埋め問題、記述式などさまざまな形式に対応することはもちろん、画像や動画、音声での問題作成も可能です。

これだけのシステムでありながら、SaaSシステムであるのでスモールスタートできることもWisdomBaseのメリットです。一般的なクラウドサービスとは異なり、事業会社さま及び代行会社さまの自社サイトのドメイン配下にセキュアな状態でシステム構築できるので安心です。WisdomBaseについての具体的なご相談は、こちらからお問い合わせください😃

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