摘発の瞬間!? カンニング24時 【資格試験編】

年収UPやキャリアアップのため、目標の仕事につくためなどなど、様々な目的で受験される資格試験。その目的を叶えたいという気持ちが強いあまりに、カンニングの誘惑に負けてしまう事例が、残念ながら度々発生しているようです。。
そこで今回は、資格試験でカンニングを犯してしまった場合は、どのような顛末になるのかをご紹介しちゃいます!
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降格の瞬間!?カンニング24時【社内昇進試験編】 - オンラインテストマガジン
目次
国家資格試験でカンニングをするとどうなる?
医師や行政書士など、難関資格も多い国家資格。そんな国家資格試験でカンニングをした場合どうなるかを、まずご紹介していければと思います。
資格試験によっては、合格の取消しに加えて、一定期間の受験禁止が法令で定められています。受験禁止の期間の定め方は資格ごとに異なります。
例えば、最近朝ドラ『おかえりモネ』の影響で注目を集める気象予報士。
[おかえりモネ] 気象予報士・斉田さんのなるほど!天気 | # 01「にじいろ」を探す | 朝ドラ | NHK
気象予報士の国家資格試験については、気象業務法第24条の18において以下のように定められています。
第二十四条の十八
気象庁長官は、不正な手段によつて試験を受け、又は受けようとした者に対しては、試験の合格の決定を取り消し、又はその試験を停止することができる。
2 指定試験機関は、前項に規定する気象庁長官の職権を行うことができる。
3 気象庁長官は、前二項の規定による処分を受けた者に対し、情状により、二年以内の期間を定めて試験を受けることができないものとすることができる。
カンニングをしたのが悪いとはいえ、最長2年の受験禁止は大きなタイムロスとなってしまいますよね…
事例①薬剤師試験(中国)
ここからは、実際に起きた国内外の資格試験でのカンニング事例を紹介していきます。
なんと2,440名もの人が摘発!中国での薬剤師試験でのカンニングの実例です。2014年10月の全国執業薬師資格試験で、陝西省西安市の7か所の試験会場の受験者は2万5,000人以上。つまり、受験者の約1割がカンニングをしていたという大規模なものです(出典:中国新聞網(法制日報)「职业考试作弊泛滥源自利益驱动 呈组织化专业化趋势」(2014年))。どうやってこんなにも大規模なカンニングを行ったのでしょうか。気になるカンニングの手法は以下の通りでした。
まず、カンニングのために会場に送り込まれていた仲間の受験生が問題を記憶して早めに退席。会場の外で問題を復元して解答を作り、無線で会場内に配信していたのです。解答は「1、2、3、4、5」の数字で選択肢のA〜Eを表す暗号で読み上げられ、受験生は直径3ミリほどの小型イヤホンで受信していたそうです。
不正が見つかった受験生は、成績が取り消され、2年間の受験禁止処分となりました。中国も処分の重さは日本と似ているようですが、国土面積や人口だけでなくカンニングの規模も大きい…と思ってしまうような事例でした。
薬剤師YouTuber「薬剤師パンダ先生」のこちらの動画では、紹介した中国でのカンニング事件の他にも、薬学部でのカンニングについても詳しく知ることができます。ご興味のある方はご覧ください。
事例②囲碁のプロ試験(韓国)
続いては、お隣・韓国での囲碁のプロ試験。
2020年1月にソウル・城東区で行われたプロ棋士になるための試験においてカンニングが行われました。試験を受けるAさんは試験当日、小型カメラとワイヤレスイヤホンを会場に持ち込み、対局中の碁盤を撮影し、協力者のBさんに送信。Bさんはその写真を基にAI囲碁プログラムを使って次の5〜6手をAさんに教えていたそうです。
事件後、業務妨害の罪で起訴されたAさんには、懲役1年の実刑判決が下りました。Bさんも懲役1年・執行猶予2年の判決を受けています(出典:ニューシス「プロ囲碁入段大会で『AIカンニング』で連勝…一審で実刑」(2020年、韓国語))。
カンニングで合格しようとしたAさんだけでなく、協力者のBさんも重い罰を受けることとなってしまいました。カンニングで合格しようとするのはもちろんですが、協力するだけでも大きな不利益を被る事例でした。
事例③運行管理者試験(兵庫県)
最後に紹介するのは、2016年に日本で起きた運行管理者試験でのカンニング。
運行管理者とは、ドライバーの勤務状況や安全管理などを監督するための資格です。運送業界ではこの資格を持っていると、手当がついたり転職が有利になったりすることが多く、実際にこの事件でカンニングに及んだ人も「転職に有利な資格が欲しかった」と話していたようです。
運行管理者についてもう少し詳しく知りたい方はこちらの動画もご覧ください。実際に運行管理者として働く方が日々のお仕事について解説されています。
この試験でのカンニングは9人で行われました。終了時間前に退出したAさんが解答案を他の8人にメールで送信。それを書き写す予定でしたが8人のうち1人が不審に思った試験官に声を掛けられカンニングが発覚しました。後の調査で9人の解答内容がほぼ同じであることも判明。
運行管理者試験を運営する「運行管理者試験センター」は、これを受け、警察に被害届を提出しました。その結果、この9人は偽計業務妨害罪で書類送検されることに。
このケースでは書類送検となりましたが、偽計業務妨害罪は3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金が科されることもある大きな犯罪です(出典:e-Gov法令検索「刑法」第233条)。その後の人生に大きな影を落としかねない不正行為は絶対にしないようにしましょう。
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