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リカレント教育の学科試験の内容は?社会人選抜の傾向とポイントを解説

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リカレント教育で大学に入学するには、さまざまな選考方法があります。一般的に小論文と面接試験を実施するケースが多いですが、学部の社会人選抜や大学院を目指す場合に学科試験を行うところも。

しかし、社会人になってからの試験対策に戸惑う方もいるのではないでしょうか。

そこで、リカレント教育を推進する大学で実施されている学科試験の問題傾向と対策を紹介します。これから社会人選抜で学部や大学院に進みたい方や、リカレント教育を推進したい大学担当者の方は、ぜひ読み進めてみてください。

なお、学科試験以外の入学者選考方法は以下の記事にて紹介しています。どのような試験があるのか知りたい方は、併せてご一読ください。

リカレント教育の社会人選抜でよくある、学科試験の出題パターン3選

社会人選抜の学科試験で実施されている、よくある出題パターンを3つにまとめました。

  • 日本語で書かれた長文を読んで設問に答える問題
  • 英語で書かれた長文を読んで設問に答える問題
  • 専門科目の知識を問う選択式問題

ここでは、学部の社会人選抜、もしくは大学院の社会人入試で出題された過去問題を確認していきます。

それぞれの内容を見てみましょう。

日本語で書かれた長文を読んで設問に答える問題

試験を受ける専攻に合わせた内容で、読解問題が出題されています。

長文を読んだ上で、5問ほどの設問に回答するものが多く見受けられました。専門知識のほか、文章を読み解く力が問われます。

問題の中には、図表を見て回答するものもあるようです。

また、文章を読み、指定の内容を論述する問題も。最大で400字ほどの文章量が必要なケースもありましたので、限られた時間の中で論理的な文章を書く力が求められます。

英語で書かれた長文を読んで設問に答える問題

こちらも長文を読んで回答する種類の問題ですが、文章が日本語ではなく英語で書かれているパターン。設問数は5問程度が多いようです。

たとえば実際の過去問題には、以下のような問いがありました。

  • 下線部の単語の意味を答えなさい
  • 下線部の文章を和訳しなさい
  • 日本語の文章をすべて英語にしなさい

いずれにしても、文章は専攻の分野に沿ったものです。英語で出題される場合は、長文に慣れておくこと、専門用語が英語になってもわかるようにしておくことをおすすめします。

英語での試験がなかったとしても、入学後に英語力が必要になることも。大学院では、英語の参考文献を読んで論文を書く場合もあるため、英語のスキルを一定向上させて上でのぞむと良いでしょう。

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専門科目の知識を問う選択式問題

あまり多くはありませんが、学部や専攻に合わせた専門科目の学科試験が実施される大学もあります。専門科目が出題される場合は、4~5つの選択肢の中から適切なものを選ぶ問題になっているケースが多いようです。

実際に出題された科目には、

  • 文系:国語、法学、経済学など
  • 理系:数学、物理など

がありました。基礎から応用まで、専門的な知識の習得が求められます。まさに、リカレント教育の門を叩くタイミングで、高校や大学で触れたことがある内容から、学び直しを始める良い機会になりそうですね。

社会人選抜の学科試験でよくある、出題パターンを3つ紹介しました。ここまで読んで「出題パターンのほかに、学科試験の対策も知っておきたい」と思う方もいるでしょう。

続いて、リカレント教育の学科試験におけるポイントを4つ解説します。

リカレント教育の学科試験4つのポイント

ここでお伝えする学科試験のポイントは以下の4つです。

  • 社会人選抜で入学する目的を明確にする
  • 過去問を取り寄せて対策を立てる
  • 入試スケジュールに合わせて試験対策をする
  • 学科試験だけではなく、小論文や面接の対策も

1つずつ、見ていきましょう。

社会人選抜で入学する目的を明確にする

社会人選抜で大学や大学院の入学を目指している方には、「これまでの経験を踏まえて研究を深めたい」とか「仕事に役立てるために、知識とスキルを高めたい」といった理由があるのではないでしょうか。

しかし「なんとなくキャリアアップに役立ちそう」といった目的の場合は危険信号です。入学する目的が明確ではなく、自分でも軸が定まっていないと感じるなら、社会人選抜で学部や大学院に入ることが適切ではない場合もあります。

各大学ではリカレント教育のために、さまざまなコースを開講しています。目的に合わせて短期間で学べるものや、科目等履修生の制度を使ったコースを選ぶことも可能です。

まずは自分の目的を明確にした上で、コースを選択してみてください。そうすることで、入試に向けた勉強時間のロスも防げるでしょう。

社会人入試の目的を考えるには、こちらの動画も参考になります。併せてご覧ください。

過去問を取り寄せて対策を立てる

試験の出題形式や傾向は、大学によって異なります。計画なしに試験科目の対策を始めると、勉強すべき箇所の的がズレてしまうことも。

そこで、方向性を定めて効率的な勉強をするために、受験する大学から過去問を取り寄せてみてください。大学の公式サイトから閲覧、もしくは請求ができる場合があります。

やみくもに学習を初めてしまう前に、実際に出題された過去問から傾向を掴み、対策を練ってから勉強に着手しましょう。

入試スケジュールに合わせて試験対策をする

例年、社会人選抜は秋(9月~11月)に出願が始まり、試験を実施する大学が多いです。

しかし、社会人選抜で入試を受けるとなると、仕事と両立しながら試験対策も進めていかなくてはなりません。仕事の繁忙期に重なる場合は、思うように勉強が進まないといったケースも。

そのため、半年~1年ほど前から受験の計画をして、余裕を持って取り組んでいくことをオススメします。

ただし、入試のスケジュールは大学によって異なります。春に実施するところもありますので、各公式サイトにて詳細スケジュールを確認しておくのが確実です。

学科試験だけではなく、小論文や面接の対策も

学生の大学入試と比べて、社会人選抜は学科試験の科目は少ないです。さらに、問題の難易度も、そこまで高くない場合が多いと言われています。

しかしその分、出願書類や小論文・面接などが重視されるようです。社会人としての経験や実績をアピールできるチャンスとなりますので、学科試験の対策だけではなく、小論文や面接対策にも力を入れて準備していきましょう。

社会人入試へのチャレンジが社内の昇進に関わる、という方はこちらの記事も参考にしていただけるかと思います。

学科試験当日は大学内を会場にするケースが多い

調べたところ、社会人選抜は学科試験のほか、対面での面接も同日に実施する大学が多いようです。大学内のいくつかの教室を会場にして実施しています。

しかし、緊急事態宣言下などで、教室内での感染予防対策の徹底やソーシャルディスタンスの確保などが、大学担当者の負担になっているのではないでしょうか。

そんな中で、リカレント教育を推進する大学の中には、オンラインでの出願やWeb面接を実施するところも少しずつ見られるようになってきました。とはいえ、学科試験に関しては、まだまだ取り入れている大学が少ないのが現状です。

学科試験をオンライン化するとなると、もともとの運営方法を大きく変える必要があり、課題は多岐にわたります。たとえば、以下のような課題が挙げられます。

  • 紙で実施してきた学科試験を、ペーパーレスにする方法がわからない
  • 対面でないと、カンニングや替え玉受験が起こるリスクがある
  • 試験のオンライン環境を整備するまでに時間やコストの負担がかかる

これらの課題の解消は「ハードルが高い」と感じる大学担当者も少なくありません。

そこで、学科試験のオンライン化を推進したい大学担当者におすすめしたいのが、WisdomBase(ウィズダムベース)。学科試験のオンライン化に関わる、あらゆる課題を一挙に解決可能です。

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  • 選択式・穴埋め式・記述式などの問題を作成した上で、オンライン試験の実施ができる
  • 受験者の合否判定がシステム上で可能になり、採点する人員を減らせる
  • 対面試験と同じように、制限時間の設定や替え玉受験防止、カンニング対策もできる
  • 受験者の情報を一箇所にまとめられ、管理の手間が省ける
  • 受験料の入金と管理も同一システム内で可能

WisdomBaseが1つあれば、学科試験のオンライン化が低コストで実現可能です。悩みがちな試験のペーパーレス化やオンライン環境の構築がスムーズに行えます。

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